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1Wはどこで打つ?26歳男子プロが取り戻した飛距離

国内男子ツアー「フジサンケイクラシック」初日、プロ8年目の26歳がリーダーボード上位で滑り出した。今大会初出場の秋吉翔太が5バーディ、3ボギーの「69」でプレー。首位と3打差の2アンダー3位タイとし、「久々に良いプレーができた」とご満悦だった。

得意とする1Wは、飛距離とフェアウェイキープ率をポイント化したトータルドライビングで昨季2位を記録した隠れたショットメーカー。この日もドライビングディスタンスは5位(321yd/5番と15番の平均)、フェアウェイキープ率は25位(69.23%)と安定した数字を残し、好スコアの起点となった。

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今季はシーズン初戦から1Wを替えたが、飛距離が20ydほど落ちこんでいたという。理由は、ボールをミートさせるフェースの打点。これまでは好んでフェース上部に当てて飛ばすタイプだったが、替えた1W(ダンロップ スリクソン Z765 ドライバー)は「下に当てる方が飛ぶ」という特性を先週、メーカー担当者から初めて聞かされたという。「それを聞いて距離が戻った」と、シーズン後半に入ってようやく最大飛距離を生むコツをつかんだ。

12月には長男が誕生予定。「立ち合いたいし、QTに出ている場合じゃない」と、賞金ランク75位以上に与えられる初シードへの意欲は、これまで以上に強い。同じ九州出身で4つ年下の時松隆光が、ツアー初優勝を手にしたことも大きな刺激だ。「来年も普通にツアーに出たい。頑張らないと」。3カ月後に父になるという自覚も、秋吉の背中を後押ししている。(山梨県富士河口湖町/塚田達也)

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2016年 フジサンケイクラシック

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