7月の大活躍から1カ月。注目の存在として地元大会を迎える時松隆光

国内男子ツアーは約1カ月のオープンウィークが明け、福岡県の芥屋ゴルフ倶楽部で24日に開幕する「RIZAP KBCオーガスタゴルフトーナメント」で再開する。地元で迎える時松隆光にとっては、ツアー初優勝を飾った7月「ダンロップ・スリクソン福島オープン」から2試合連続優勝をかけた一戦となる。

初優勝の翌週には、ツアー外競技ながら「ネスレマッチプレーレクサス杯」も制覇。日本では破格の優勝賞金1億円を手にし、一躍シンデレラボーイの座を射止めた。

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そんな激動の7月から3週間が経った今も、「とくに変わったことはなく、いつも通りです」と静かな受け答え。それでも、周囲の期待と存在感はこれまでと段違いだ。予選ラウンドの組み合わせは一時帰国中の石川遼と同組になり、「注目選手の場所に入れたので、勉強したいです」と、これまたいつもと変わらぬ謙虚な言葉で返した。

先週は地区オープンなどの試合はなかったが、メディアからの取材攻勢に合い、少しお疲れの様子。それでも「取材していただけるのはありがたいので、今後とも取材して頂けるようにしっかり結果を残したい」と淀みなく話した22歳。まずは今週、凱旋となる地元トーナメントでベストを尽くす。（福岡県糸島市／塚田達也）