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ホスト大会で3位浮上 高山忠洋の“こだわり”逸話

「僕のワガママにいつも応えてくれて感謝しています」。国内男子ツアー「HONMA TOURWORLD CUP AT TROPHIA GOLF」2日目を8位から出たホストプロの高山忠洋が5バーディ、ノーボギー「66」(パー71)をマークし、通算7アンダーの3位に浮上。契約する本間ゴルフに改めて感謝の言葉を口にし、「優勝だけを目指します」と言い切った。

道具への注文は「僕が一番でしょう」という自覚があるからこそ、「恩返しがしたい」気持ちは強い。今週からバッグに入れているアイアン型ユーティリティも、既存のモデルよりも「コントロールできながら、もうちょっと易しくして」というリクエストを元に造られた特注品だ。「その“ちょっと”がすごく嬉しいんです。プロとプロが話せている感じがするし、それに応えてくれる」。

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手にするクラブは、地面の硬さや芝質などのコース状況、高山自身の状態によっても変わるという。そのため、キャディバッグは2セットを携帯し、コースには常に1Wからウェッジまで約50本の“高山用”クラブが揃えられている。そのスペックはそれぞれ僅かな違いではあるが、「全部の特性が分かっている」。ちなみに今の1Wのロフト角は7.8度、3Wは13.7度というコンマ一桁の調整が施されている。

そんな高山の繊細な感性は、ツアー担当者も舌を巻くほどだ。高山の要望を受けてノーメッキの10番アイアン(ロフト47度)を作ったところ、「ソールが滑らない」との注文が。ソールだけをメッキ仕様にしたところ納得の出来に仕上がったというが、塗布するメッキの厚さにも検討を加えたというから驚きだ。

男子ツアーだけで6人が帯同する現場スタッフの苦労がうかがえるようだが、「経験値になるし、高山さんから学ぶことも多い。それを形にしつつ、他の契約選手にもあてがうことができる」とツアー担当者。同じ契約プロの谷原秀人藤本佳則らもクラブに強いこだわりを持つタイプ。多くのリクエストと、それに応えるスタッフの努力が生む好循環が、“チーム本間”の団結を強くする。(茨城県小美玉市/塚田達也)

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