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優勝賞金は国内最高7000万円!「ネスレ日本マッチプレー選手権」

「優勝賞金1億円を目指す」――。ネスレ日本の高岡浩三社長は昨年9月、初開催となったツアー外競技「片山晋呉インビテーショナル ネスレ日本マッチプレー選手権」で、将来のビジョンについてそう宣言した。それからわずか半年後の今月18日(水)、今年9月開催の第2回大会について、優勝賞金額を7000万円と発表した。

9月11日(金)から13日(日)までの3日間、北海道にある恵庭カントリー倶楽部で開催される今年の大会。昨年同様32人が出場し、18ホールのマッチプレーで1回戦から決勝まで計5試合を勝ち抜けば7000万円を手にできる。昨年、優勝者が手にした賞金4000万円+グローバルチャレンジサポート1000万円を大きく上回り、国内ツアーの最高優勝賞金額4000万円もポンと超える規模となった。その他にも、副賞として欧州ツアー「トロフィーハッサンII」の出場権、特別協賛のレクサス車両が贈呈される。

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「そりゃ、とんでもない金額ですよ」と片山晋呉。ディフェンディングチャンピオンの松村道央は「大きな試合2つ分だし、モチベーションが上がる。これに向けて調整する人も多いと思う」。

選手選考には世界ランキング、国内賞金ランキングを考慮するというが、厳密な出場資格は存在せず「主催者が推薦する者」とされている。対象は日本人選手のみ。国内ツアーで活躍する韓国人選手などは含まれないが、高岡社長は「彼らはすでに母国を飛び出しグローバルに活躍している。日本人が海外で活躍するのをサポートしたいということは1回目からぶれていない」と理由を説明した。

今年、米国女子メジャー大会の冠スポンサーに全日本空輸(ANA)が名乗りを上げ、来年はシンガポールで三井住友銀行(SMBC)がアジアンツアーと日本ツアーの公認競技を開催する。「同じメッセージですよ」と高岡社長。「国内でしか放送されないイベントに、グローバル企業として5億円、6億円も投資できない。投資家に説明できるリターンがない」。だからこそ、自分たちの枠組みで試合を組み立てたのだという。

選手たちが心底出たいと思える試合、「日本のマスターズにしたい」という野望はある。日本人選手が海外で活躍できる土壌作りの為には欧州ツアーとの提携も視野に入れていると言う。「来年は1億円にしますよ」という高岡氏のステップは軽やかだ。

片山晋呉が“みんGOL”キャラクターに!

今大会に特別協力する(株)ソニー・コンピュータエンタテイメントが展開するPlayStation用ソフト「みんなのGOLF6」で、大会ホストを務める片山晋呉のオリジナルキャラクターが登場することになった。9月の本大会までにはダウンロード形式で入手できることになり、同社プロデューサーの小番芳範氏は「いかに片山選手になりきれるか。飛距離や能力はもちろんのこと、シーズンで忙しいとは思うが声も収録できれば」とラブコール。片山も「やりましょう!」と即答した。

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