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6ラウンド連続60台!小平智のこだわり

国内男子ツアー「マイナビABCチャンピオンシップゴルフトーナメント」の大会2日目、5アンダー首位タイで出た小平智が、3バーディ、1ボギー「69」でラウンドした。

順位こそ首位と2打差の3位に後退したが、小平の頭の中にはモチベーションを保つための別の数字が刻まれている。それは、国内ツアーで2週前の「日本オープンゴルフ選手権競技」の初日から続く、連続60台のスコアだ。日本オープンは「68・68・69・66」、今大会の初日は「66」。この日は2アンダーと伸び悩み、ぎりぎりの「69」(パー71)だったが、6ラウンド続けて60台をキープした。

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「とりあえず6ラウンドですね。あと2日もとにかく60台を意識します」

前週カリフォルニア州で出場した米国下部ツアーのQTでは、後半の2日間「74」「72」だったが「あ、QTは別もの。あれは通ることが大事なので。今回の連続60台は日本限定で(笑)」と、そこは別勘定で。

この日、10時35分に10番からスタートした小平は、前半は15番パー5でのバーディ1つだけ、その他はすべてパープレーとなった。「今日はスタートが遅い時間だったので、グリーン上が少し荒れていて、ラインが読みづらかった」と、2パットのパーを積み重ねた。

後半は1番に加え、480ydと距離のあるパー4の6番で2日連続となるバーディを奪った。「6番はボギー計算なんですけどね。2日連続でミドルアイアンが良かった。5Iでピン2mにつけられました」。米ツアー挑戦を見据え、5I以上の長いアイアンの精度を上げるべく練習を重ねてきた成果が発揮された。

しかし続く7番、362ydと距離の短いパー4で、ボギーをたたいた。「チャンスホールですからね、バーディを獲らなきゃいけないところでボギーは痛い。ティショットをグリーン手前のバンカーに入れて、2打目をホームランしてしまい、奥のラフから寄せきれなかった。せっかくノーボギーを続けていたのに」。

初日の1番から33ホール続けてきたノーボギーは思わぬところで途絶えてしまったが、日々の目標を立てることで、無駄なラウンドを作らない小平のこだわりが、好調さを支えている。(兵庫県加東市/本橋英治)

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