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生涯初のホールインワン!! プロ21年目の丸山大輔が首位発進

国内男子ツアー「フジサンケイクラシック」が4日(木)、山梨県の富士桜CCで開幕。今季賞金ランキング57位と不振が続いている丸山大輔が、13番(パー3/208ヤード)で記録したホールインワンのほか、4バーディ、1ボギー「66」をマークし、谷口徹と並んで5アンダー首位で滑り出した。

何よりも丸山を高揚させたのは、プライベートを含め、プロ21年目にして生涯初というエースだった。「カンペキだった」という5番アイアンの一打は、ピンの約5ヤード手前にキャリーしてカップイン。「メチャクチャうれしい」と、待ちに待ったメモリアルショットに頬は緩みっぱなしだ。

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プロアマラウンドで同伴アマからホールインワンの数を聞かれ、「ありません、と答えるのが恥ずかしかった」という丸山。「これで自信を持って“1回です”と言えますね」と、記者会見場を笑いで包んだ。

今季は、不運から始まったシーズンだった。オフの1月に、プロアマ会場の駐車場で転倒し、右足の小指を骨折。治療と静養を経て国内開幕には間に合ったが、「右足の筋肉が左足に比べて落ちていて、飛距離が落ちた」と、最近まで後遺症が続き、今季国内9試合で5回の予選落ちという低迷の一因にもなった。

「それに比べたら、今週は振れているし、飛んでいる。状態はだいぶいい」と、悩ましかった症状は今週に入り劇的に改善。ホールインワンも呼び水となり、ティショット、アイアンともに「ほとんど狙ったところに打てた」と危なげなくバーディを重ねていった。

富士桜CCに舞台を移してから10年目を迎えた大会。丸山にとっては、その1回目の2005年にツアー初優勝を手にしたコースでもある。「良いショットを打てば報われる、僕が好きなコース」。思い出の地でまた1つ新たな記念を刻んだ好スタート。停滞から脱出する起爆剤となるか。(山梨県富士河口湖町/塚田達也)

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