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谷口徹 首位発進の原動力は小平智との相性?「何なんですかね、あいつ」

2014/09/04 19:17

グリーン左ラフからの3打目アプローチをピタリと寄せ、最終18番のピンチを回避。46歳の谷口徹が、国内男子ツアー「フジサンケイクラシック」初日を5バーディ、ノーボギー「66」にまとめて5アンダーでプレーし、この大会13回目の出場にして初の首位発進を決めた。

「残念ながら、距離では勝てんかったなー」。記者会見の席に着いた矢先、苦笑いとともにはき出したのは、同組でプレーした小平智への言葉だった。その後も、時おり練習ラウンドを回る仲という22歳年下の小平の名前が、次々と口からこぼれ出た。

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「(18番のアプローチは)あいつにはできひんやろ」

「ここは体がしんどいけど、小平はピョンピョン走り回ってた。いいなあ、って」

「小平がいい感じに振っていたので、負けるわけにはいかんと。あんなフェードを打ちたいなあ、っていつも思ってる」

憎まれ口と褒め言葉が入り交じる相手はしかし、谷口にとって良きペースメーカーとなっている。

「小平と回ると相性がいい。何なんですかね、あいつ。分からんけど」。今シーズン初めて予選同組になった6月の「日本プロゴルフ選手権」でも、谷口は初日「68」をマークして単独首位発進している。

この日もリーダーボードトップで飛び出して、1アンダーで終えた小平に完勝し、“饒舌”に拍車が掛かったようだ。

前週「アールズエバーラスティングKBCオーガスタゴルフトーナメント 」は、寝違いによる首痛で第3ラウンド途中に棄権したが、「もう大丈夫。先週に比べると、体が倍くらい回ってる」と、体調も上々の様子。

少し気の早い話だが、谷口が優勝すれば46歳209日の達成となり、尾崎健夫(05年/46歳119日)を抜いて大会最年長記録となる。明日も、若手への競争心を好材料に加速できるか。(山梨県富士河口湖町/塚田達也)

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2014年 フジサンケイクラシック



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