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わずかにパー5つ!小田孔明が7位に浮上

現在、賞金ランキング4位の小田孔明は、残り3試合で現在首位の松山英樹を逆転し賞金王を果たす可能性を持つ1人。その小田が「ダンロップフェニックストーナメント」の3日目を終えて首位とは7打差ながら7位タイまで浮上してきた。

この日の小田は2番でボギーが先行したが、3番パー3はピン奥4メートルのバーディパットを決め、続く4番パー5は3打目がピンに当たって20センチのお先にバーディ。しかし、6番パー3はティショットを左に曲げてボギーをたたき、ここから出入りの激しい展開となった。

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7番パー5で1メートル、8番で6メートルのバーディを決めたものの、9番では2打目のアイアンショットが左に曲がりボギー。前半はスタートの1番だけがパーで、スコアボードにはバーディの○印とボギーの△印が忙しく羅列された。

後半に入ってもその流れは収まらず、11番から14番まではバーディとボギーが交互に来て、最終18番パー5も3打目のアプローチをピン1メートルに寄せてバーディフィニッシュとし、結局スコアを3つ伸ばした。

「なんなんですかね? 良い時と悪い時がはっきりしすぎ。ショットが良いのか悪いのかもまったくわからん。強いていえば、昨日までショート目が多かったパッティングがしっかり打てたかな…」。

自らのスコアカードを見つめ、肩をすくめた小田。しかし、スコアを伸ばしたことには「まあ、△より○が多いからいいか。これで、ボギーが無かったら優勝しちゃうじゃん?今日は(片山)晋呉さんに1つ勝てたから良しとしますか」と、最終日に向けて気を取り直した。

「逆転での賞金王?それは考えてないけど、来週は好きな試合だしね。明日は来週につながるようにしたいね」。次週は1998年に小田がツアー初優勝を果たし、翌年には連覇を果たした「カシオワールドオープン」が待ち受けている。そして、その翌週は今季の最終戦「ゴルフ日本シリーズJTカップ」だ。日本とつくタイトル獲得には目の色を変えて挑み続けているだけにモチベーションは上がる一方だ。

先週までの松山との賞金差は6323万円。今大会でその差が開くのか縮まるのかは松山の成績にもよるが、小田にとっては優勝賞金4000万円の好相性大会がまだ2試合残っており、少しでも差を縮めておきたいところだ。(宮崎県宮崎市/本橋英治)

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