ブリヂストンスポーツの新製品をPRする池田勇太

若き選手会長として男子ゴルフ界を引っ張る池田勇太は、今週の「ブリヂストンオープン」ではホストプロの1人として大会の盛り上げ役として先頭に立つ。

前週の「日本オープンゴルフ選手権競技」が月曜日に最終ラウンドが行われ、翌22日（火）は休養を取る選手が多かった。しかし、池田は開催コースの袖ヶ浦CC袖ヶ浦コースで行われたブリヂストンスポーツの新製品発表会に登壇し、自ら司会進行役を買って出た。

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さらに23日（水）の指定練習日にも、コース内の特設ブースでギャラリーを前に25日（金）に発売される「ツアーステージ X-DRIVE 709 LIMITED」のPRを行った。このクラブは池田が8月の「関西オープン」から試合で使用しているもので、ブリヂストンスポーツ契約選手の中では唯一池田が使用している。

「このクラブは開発の段階から意見を言わせてもらっています。すごく納得のいくドライバーが完成しました。飛距離も出ますので、アマチュアの方々にもぜひ使っていただきたい」。

今年1月に新製品の開発を始めると耳にした池田は、3月からはブリヂストンスポーツの社内ミーティングなどにも参加してきたという。「自分が使うからには、最初から自分の意見を取り入れてもらいたかった」と、納得の表情。実際、このクラブを使い始めてから池田のドライビングディスタンスは約10ヤード伸びて301.04ヤードとなっている。

その池田は今週の試合への思い入れも強い。2009年、10年と大会連覇を果たした得意の大会で、「地元、千葉で好きなコースだし何とか優勝争いには加わりたい」と抱負を語る。初優勝を挙げた2009年以降、毎年1勝以上を果たしている池田だが、今季は未勝利のままシーズン後半を迎えている。得意なコースで新たな武器を手にし、大会3度目の栄冠を狙う。（千葉県千葉市／本橋英治）

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