石川遼、「パー5でバーディが獲れるゴルフが必要」
松山英樹、早ければ日本ツアー開幕前にプロ転向も
2012年度東北福祉大学ゴルフ部の報告会が14日(木)、宮城県仙台市で行われ、今季主将を務める松山英樹など部員が集結。OBでは星野英正や池田勇太、藤本佳則なども参加し盛大に行われた。
プロ転向の去就が注目される松山は、2月28日、3月1日にタイで行われる「全英オープン」の最終予選に出場し、その後は3月5日から19日までオーストラリアで恒例となった大学のゴルフ合宿に参加する。そして「合宿が終わってから、改めて監督と話をして決めたい。周囲の意見もありますし、慎重に判断したい」と、早ければ4月の日本ツアー開幕前に、プロ転向の可能性があることを示唆した。
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阿部靖彦監督も「松山はアマチュアでプロの試合で優勝しているのですから、与えられた2年間のプロ転向のチャンスを無駄にしてはいけないと思っています」と説明。「ただし、彼は大学に卒業するために入ってきたのですから、しっかりと単位を取って卒業させることも私の任務。今考えているのは、3月の合宿を終えて22日の卒業式で先輩を送り出したいというのが松山と話していること」と付け加え、慎重な決断を促した。
大学1年時から参加しているオーストラリア合宿について「去年までの2年は、マスターズに向けた調整という明確な課題がありました。でも、今年はそれもないしモチベーションを高めるのが難しい。なにを目標にすべきか悩むところです」と苦笑いを浮かべる。
しかし、今季の松山には同大学ゴルフ部の主将としての重責もある。昨年まではアマチュア日本代表メンバーにも加わっていたが「今年は自分のゴルフもしっかりやらなければなりませんし、団体戦連覇という課題もあります。ジャパンの活動もして中途半端になるのが嫌だったので自分から断りました」と、主将としての決意も明かした。(宮城県仙台市/本橋英治)