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裏街道から浮上 山下和宏はリベンジなるか

国内男子ツアーの「日本ゴルフツアー選手権 Citibank Cup Shishido Hills」。今季のメジャー第2戦の最終日を前に、山下和宏が通算5アンダーの7位タイに浮上した。

2日(土)の大会3日目は、悪天候により日没サスペンデッドとなった前日の第2ラウンド未消化分と、第3ラウンドが行われた。2ホールの積み残し分があった山下は、午前6時45分のプレー再開を知らせるホーンとともに17番からスタート。すると続く18番まで2連続ボギーを叩いてひとまずホールアウトし、通算1オーバー、39位で決勝ラウンドを迎えることになった。

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次のティオフまでは3時間以上の待ち時間を強いられた。しかし、そのインターバルを自動車の中で睡眠をとるなどして過ごして迎えた第3ラウンドで、6バーディ、ノーボギーの「65」をマーク。2ウェイ形式のインスタート。いわゆる“裏街道”から、猛然とリーダーズボードを駆け上がった。

ツアー初優勝を狙うのは国内メジャーの大舞台。昨年は苦い思い出に包まれた。4アンダーの単独首位から最終日をスタートしたが、1番で3パットボギーを叩いて早々に優勝争いから脱落。「あれが一日を決めてしまった。残念で悔いが残る」と振り返る。しかし今年はトップの藤本佳則から5ストロークの差があるとはいえ、追いかける立場。「去年は注目を集めるのも初めての経験だった。不安だったし『オオカミの中に羊がいた』感じだった」と前を向く。

通算9アンダー2位タイ、同じくツアー初優勝を狙う上平栄道とは長年親交があり、苦労をともにする中。今週も毎日夕食を一緒にとっている。「いろんな経験をして帰ってきた。自分に期待して頑張りたい」。今度は、自分もオオカミとなって最終日を戦い抜く。(茨城県笠間市/桂川洋一)

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2012年 日本ゴルフツアー選手権 Citibank Cup Shishido Hills



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