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【GDOEYE】7位タイも…藤田寛之は梅雨入り宣言

気象庁が関東甲信地方の梅雨入りを発表したのは今週27日(金)。千葉県の千葉CC梅郷コースで行われた国内男子ツアー第6戦「ダイヤモンドカップゴルフ」2日目の朝だった。

しかし平年より10日以上早いというこの梅雨入り宣言よりも前に、藤田寛之は自身を襲う前線に苦悩していた。「スイングの調整中」。大会初日、藤田は第1ラウンドを「70」で回り2アンダーの14位タイとまずまずのスタートを切ったが「スコアはともかく、中身はガチャガチャ。ショットが良くないとチャンスが作れない」と停滞ムード。風邪気味だった体調もふまえ「ゴルフも自分も風邪をひいている」。そして「本当に晴れてこない。入梅です」と続けた。

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インパクトの瞬間にフェースが開き、目標よりも右方向へボールが飛び出す悩み。毎日修正を施しているが、どうもしっくりこない。師匠の芹澤信雄に指導を仰ぐ中、最終的なターゲットは一致しているが、そこに至る“方法論”で意見が割れることもあるという。来月以降「全米オープン」、「全英オープン」が控える中「海外でいい成績を残したい気持ちはもちろんある。でも、今はそうも言っていられない」とため息をつく。

この日の最終ラウンドは首位を独走した小田孔明に、一時は1打差まで迫ったが、12番以降5つのボギーを叩いて失速。結局通算8アンダーの7位タイで終えた。当然「来週までに修正というのは難しいかな…。完全に梅雨入りです」と、うつむき加減だった。

ただ、向上心を常に欠くことのない藤田が「完全復調」と宣言するタイミングがあるのかは、ちょっと疑問だ。ラウンド後はいつも自分のプレーについて何かしらボヤき、重箱の隅をつつくように課題を探す。嫌いなもの、慢心。趣味、反省。そんな風に思ってしまうことすらある。そして、その姿勢がきっと“アラフォーの星”といわれるベテランを支えている。

大会を終え、藤田は「上を見ても下を見てもキリが無い。『内容がボロボロでも得点が入っているなら、いいじゃない』という人もいる。でも自分が目指すのは、そういうところではない」と、いつものように丁寧な受け答えで言った。41歳の梅雨明けを見極めるのは、なんとも難しそうだ。(編集部・桂川洋一)

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