【画像で見る】2日目の真っ赤なウェアコーディネイト
2011年 中日クラウンズ
期間:04/28〜05/01 場所:名古屋ゴルフ倶楽部 和合コース(愛知)
【GDO EYE】B.ジョーンズ、奇抜なコーディネイトが奏功?
「中日クラウンズ」2日目、「66」の好スコアをマークして2位に浮上したブレンダン・ジョーンズだったが、プレー以上に目を引いたのがシャツもパンツも真っ赤のゴルフウェア。ギャラリーは、その派手な選手を遠目に見つけると、「誰だ、あいつ?」といぶかしみ、外国人選手と分かると、妙に納得したように微笑を浮かべる。
ホールアウト後、記者がそのウェアを選んだ理由を問うと、聞き手の心を見透かすかのように「理由?そんなのないよ。まぁ、明日はもっと良くなるよ」と、プライドを傷付けられたかのように少し上気して話す。言葉の裏を読む日本人のような反応が、滞在歴の長いブレンダンらしかった。
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3月の震災後、当然日本の置かれている状況はメディアを通して知っていた。それでも、「JGTOがツアーを始めると聞いたので、日本でプレーする責任があると思った」と迷わずここに戻ってきた。「この10年、日本の人達にすごく良くして貰ったし、彼らをサポートしていることをプレーで示したかった。去年のパナソニックオープンを勝ったことで、マレーシア(アジアンツアー)などでプレーする権利もあったけど、日本に戻ってくることが僕の責務だと思った」と、男気を漲らせた。
最終日のウェアは当然のように上下ブルー。「これは大会の色だし、少し運があるかなと思った」というブレンダン。狙い通りにクラウンズブルーのジャケットを合わせ、満足そうな笑顔を見せる。心配なことはただ一つだけ。「この優勝で、予約していたオーストラリア行きの飛行機をキャンセルしないといけないので、奥さんと子供は怒っていると思うんだ」。7月に第2子の誕生を控え、公私共に順風満帆といったところだ。(編集部:今岡涼太)