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【GDO EYE】男子ゴルフは本当に人気がある?

「日本プロゴルフ選手権 日清カップヌードル杯」最終日前夜、ホテルに戻り、テレビでスポーツニュースを見ていて愕然とした。プロ野球交流戦、Jリーグについて一通りニュースを流した後に映ったのは女子ゴルフ。「横峯さくらが1打差で不動裕理を追いかけます」と試合映像入りで流されたが、それでおしまい。男子ゴルフについては、結果すら触れられることは無かった。

メジャー大会といえども、石川遼が予選落ちした後の扱いは極端に小さくなる。そんな変化を強烈に感じているのは、何よりもプレーしている選手たちだ。

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今週、自身3度目のメジャータイトルを獲得した谷口徹は言う。「遼君が出てきて、ギャラリーが僕のところに来なくなって、そういうのもつまらなくなって、やる気がなくなっちゃう原因かも知れない。プロは人に見られてナンボだし、ただ回っているだけじゃ、つまらないですからね」。31年ぶりに長崎で開催された男子ツアーとあって、最終日のギャラリー数は11,677人。長崎のゴルフ熱も、谷口の優勝を後押ししたと言えるだろう。

優勝を決めた後の谷口にとって、次なる敵は女子ツアーを制した横峯さくら。大学の後輩にあたる某スポーツ新聞の記者を標的にし、「こっちは日本プロやぞ!頼むよ、頼むよ、本当に」と、脅しなのか懇願なのか・・・。さらに自ら「これで(生涯獲得賞金)12億円突破なんですけど、なんかないすかね」と猛アピール。先週は横峯の6億円突破というニュースがスポーツ紙をにぎわしたばかりで、それに対する挑発でもある。「倍やぞ、倍!女子より男子の方が厳しいんやからな」。果たして、その想いは届くだろうか・・・?

しかし、こんな危機感が42歳となった谷口のモチベーションに火をつけていることもまた確かだ。「今年は定位置を狙います」と自らを奮い立たせる賞金王狙いも宣言。会見途中、この優勝で5年シードを獲得したことに思い至ると、「あー、また5年シード貰っちゃって重いなぁ。3年くらいに減らしてもらうかな」と、長期シードによる気の緩みを警戒した発言も。豊富な経験と熟練の技術を兼ね備えたベテランプロが、巧みなモチベーションコントロールで第一線で活躍し続けるという具体例がここにある。(編集部:今岡涼太)

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2010年 日本プロゴルフ選手権大会 日清カップヌードル杯



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