「分かってなかった…」蝉川泰果は痛恨の処置ミスから1番で2ペナ 最年少4冠持ち越し
◇国内メジャー初戦◇日本プロゴルフ選手権 センコーグループカップ 最終日(24日)◇蒲生ゴルフ倶楽部(滋賀)◇6991yd(パー72)◇晴れ(観衆3589人)
史上最年少25歳での日本タイトル4冠が懸かっていた蝉川泰果は、いきなりまさかの“2ペナ”でつまずいて快挙達成が来年以降に持ち越しとなった。
1番(パー5)で2打目をグリーン奥のラフにこぼした後の3打目、ウェッジをソールした際に芝を押し上げてしまい、ボールがわずかに前へ動いたという。本来なら規則9.4b(※)に基づき、1罰打を加えてから元の位置に戻してプレーする場面だが、そのままアプローチをしたとして誤所からのプレーで規則14.7a(※)にも抵触した。
蝉川は元の位置に戻してプレーする必要があったことを「分かっていなかった」と明かす。競技委員を呼んでルールを確認したのは2番をプレーする前で、そこで2罰打を科されてスコアがダブルボギーに訂正された。
「『動いたかな…』っていう風には目視ではあったんですけど、ルーリングを呼ばずに、そのまま誤所からプレーしてしまったのがもったいなかった。(ボールが動いた)罰っていうのは分かっていたので、競技委員の方を呼んで、1罰打で済んでいれば、もう少し気持ち的には良かったのかなと思うんですけど、すごく動揺してしまった」
フォローの風が吹く545ydのパー5は平均スコア「4.424」で最もやさしかった“チャンスホール”。3打差逆転へ勢いをつけるはずが、自らの処置ミスで流れを手放した。5番からの4ホールで3バーディを奪い返す意地を見せたが、「73」とスコアを落として通算9アンダー13位でフィニッシュした。
昨年の「日本ゴルフツアー選手権」を制して4冠に王手をかけてから一発クリアとはならなかったが、本大会はあと2年、同じ蒲生ゴルフ倶楽部で行われる。「また来年もここで開催されるので、どの試合も一番勝ちたいと思ってやっているんですけど、この試合は特にまた来年勝ちたい試合になるかなと思っています」とリベンジを誓った。(滋賀県日野町/亀山泰宏)
<ゴルフ規則>
9.4(抜粋)プレーヤーが拾い上げた、または動かした球
この規則はプレーヤー(そのプレーヤーのキャディを含む)が止まっている自分の球を拾い上げたり、プレーヤーまたはそのキャディの行動が自分の球を動かす原因となったことが「分かっている、または事実上確実」な場合にだけ適用する。
9.4a
拾い上げた、または動かした球をリプレースしなければならない場合
プレーヤーが止まっている自分の球を拾い上げたり、その球が動く原因となった場合、その球は元の箇所(分からない場合は推定しなければならない)にリプレースしなければならない。
ただし、次の場合を除く:プレーヤーが救済を受けるために規則に基づいて球を拾い上げた場合、または違う箇所にその球をリプレースするために、その球を拾い上げた場合。
プレーヤーがストロークや、そのストロークのためのバックスイングを始めた後に球が動き、そしてストロークを続けた場合。
9.4b
球を拾い上げること、故意に球に触れること、球を動かす原因となったことに対する罰
プレーヤーが止まっている自分の球を拾い上げたり、故意に触れたり、動かす原因となった場合、そのプレーヤーは1罰打を受ける。
14.7(抜粋)
誤所からプレーすること
14.7a
球をプレーしなければならない場所
ホールをスタートした後:
プレーヤーは自分の球が止まった場所から各ストロークを行わなければならない。
プレーヤーは誤所から自分のインプレーの球をプレーしてはならない。規則14.7aに違反して誤所から球をプレーしたことに対する罰:一般の罰(2罰打)。