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2イーグル奪取で日本勢最上位の2位浮上 永野竜太郎は「自分が納得するプレーを」

◇国内男子◇ダンロップフェニックストーナメント 3日目(16日)◇フェニックスカントリークラブ(宮崎)◇7042yd(パー71)◇雨(観衆2529人)

永野竜太郎が日本勢最上位、首位マックス・マクグリービーと6打差の2位で最終日を迎える。

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この日ベストスコア「64」をマークした永野のハイライトはパー5で奪った2つのイーグル。567ydの4番で残り257ydを2m、560ydの最終18番で残り245ydを3mへ。いずれも3番ウッドで2オンさせた。2つのビッグプレーがあったこともあり「もちろん充実したラウンドでしたけど、めちゃくちゃ(パットが)入ったというわけでなく、2つのイーグルがラッキーだったなという感じです」という。

プロ転向16年目。昨季はキャリアベストの賞金ランク9位となったが、ツアー初優勝はまだない。今季は9月「ANAオープン」で後続と2打差の単独首位で最終日を迎えながら「71」と伸ばしきれず、通算7回目の2位に終わった。

何度も苦渋をなめた経験があるから、冷静に自分を分析する。雨のため3日目にしてコンディションが大きく変わったコースにも「雨だから、というマネジメントは考えてなかったです。雨で飛ばないということはあるけど、そこまでデリケートにならず、初日、2日目と同じようなプレーができたと思います」と話す。

今季も出場権があるのは、次週の「カシオワールドオープン」だけとなったが、今大会最終日、あるいは「カシオ―」で“ドラマ”を起こせば、その翌週のツアー最終戦「日本シリーズJTカップ」にも出場できる。「もちろんJTは出たいですし、残り2試合やりたいので、そこは目指していきたい。ただ、結果はもちろんなんですが、自分が納得して終われるかどうか。来年に向けてやらなきゃいけないし、1ラウンド、1ラウンドを大切にしたいです」

7打差6位から出たこの日、ボギーなしの「64」で回って2位に浮上しても、首位との差は1打縮まっただけ。大きなビハインドなのは百も承知だが、36歳は待望の瞬間を追いかける。(宮崎市/加藤裕一)

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