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シャフト全替え&初の先端カットで好調に 蝉川泰果が挑む“新婚初V”

◇国内男子◇ダンロップフェニックストーナメント 2日目(15日)◇フェニックスカントリークラブ(宮崎)◇7042yd(パー71)◇雨(観衆2151人)

332ydの13番は左ドッグレッグ、松林越えで1オンチャレンジが魅力のキーホールだ。「少しドローをかけて…」と蝉川泰果はドライバーを迷わず振り抜いた。「手応えはありました。後はうまく止まってくれって」。グリーンにキャリーしたボールは、ピン3mに。堂々のイーグルパットを沈めると、忘れていた感覚がよみがえってきた。

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「久々のイーグルだったんで。何十試合ぶりだと思うんですけど、パットを決めた瞬間は“これでいい流れが”と思いました」。実際は何十試合ぶりではなく、8月「Sansan KBCオーガスタ」最終ラウンド13番(パー5)で決めて以来8試合ぶり。昨季は23個を奪い、イーグル率(1個奪うのに要した平均ラウンド数)は4.087で1位だった。今季は今大会前まで6個で10.000の24位。大げさな表現は、それだけ遠ざかっていた思いの表れだ。

8位から出て、ボギーなしの「65」とチャージした一日は、大会前に試みたギアチェンジの成果でもある。史上初のアマチュアでのツアー2勝を挙げた2年前から、体重が10kg以上増えて現在80kg弱。筋力アップに伴い、変化した球筋。昨季途中から、フェードヒッターなのに落ち際で左に流れる弾道に違和感を覚える日々を過ごしてきた。

今季は未勝利、前週まで国内ツアー出場17試合でトップ10が4試合の賞金ランク23位。ずっと状態が上がってこない状況を受け「今週、シャフトを全部替えました。やはりハード目にすべきだと思ったんです」と決断。ドライバーからウェッジまで13本の“全替え”に踏み切った。ドライバーのシャフトは初めて先端カットまでした。

11月3日にはタレントの久保葵さんとの結婚を発表した。「今までは調子が悪い時とか、一人ですごく落ち込んでしまっていたんです。横にいてくれる人ができたのはうれしいです」。葵さんは今週も応援に駆けつけており、自分を見守ってくれている。

公私ともに盛り上がってきた。「ツアーで戦う中で勉強を重ねて、調子を取り戻せてきている感じはあるので、勝負ができるように頑張りたい」。残り2日。結婚後初Vとなる今季初優勝に突き進む。(宮崎市/加藤裕一)

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