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変則スイング“虎さん”が米シニアに挑戦 日本タイトル最年長Vもあるか!?

◇国内メジャー◇日本オープンゴルフ選手権競技 初日(10日)◇東京ゴルフ倶楽部(埼玉)◇7251yd(パー70)◇曇り(観衆2615人)

コミカルな動きのスイングで注目された“虎さん”ことチェ・ホソン(韓国)が、米シニアツアー(PGAツアーチャンピオンズ)の来季出場資格をかけた予選会に再挑戦する。「“トラ”メンタル、がんばります」と51歳は元気に笑った。

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9月「日本シニアオープン」で優勝をあげ、シニアツアーの賞金ランキングは現在1位に立つ。本大会終了後の10月14日時点でランキング1位にいれば、米シニアツアーの1次予選が免除され、12月3日からアリゾナ州のTPCスコッツデールで行われる最終ステージに出場できる。ランク2位の片山晋呉、3位兼本貴司、4位宮本勝昌は今週のシニアツアー「トラストグループカップ 佐世保シニアオープン」に出場していないため、権利の獲得はほぼ確実。チェはエントリーの意向を明かし、準備を進めている。

来季出場権を得られるのは上位5枠。2023年にも1次予選から挑戦して最終ステージまで進んだが、33位で終えて獲得とはならなかった。

「日本シニアオープン」を制した資格で出場権を得た今大会は初日「68」で回って2アンダー5位。「ティショットがストレスです」と胸を押さえながらも、シニアオープンで200mmを超える深いラフを経験したあとでは、今週の長いラフもそこまで苦にはならないようだ。

チェは2018年「カシオワールドオープン」で5年ぶりの優勝をあげたが、新型コロナウイルスの影響で日本ツアーに出場できず、そのままシードを手放して昨年は韓国で過ごしていた。今週は昨年6月の日韓共同主管大会「ハナ銀行 インビテーショナル」以来のレギュラーツアーだった。

首位と5打差5位につけ、「日本のみなさん、いつも応援ありがとうございます」と久々の日本の声援にニンマリ。51歳20日での優勝となれば、1963年の戸田田藤一郎(48歳302日)を抜いて大会最年長。日本タイトルで見ても、2018年「日本プロ」を制した谷口徹(50歳92日)を抜く快挙になる。(埼玉県狭山市/谷口愛純)

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