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あきらめていたパーパットが決まった 疲労困憊の幡地隆寛が心がけた事

◇国内男子◇ACNチャンピオンシップ ゴルフトーナメント 2日目(4日)◇三木GC(兵庫)◇6993yd(パー71)◇曇り(観衆1280人)

さすがに疲れた。幡地隆寛は順延された前日の第1ラウンド未消化分を含め、この日は24ホールをプレーした。

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「最後はドライバーとかフェアウェイウッドが芯に当たらなくなった。体と並行して気持ち的な消耗も特別大きかった」

競技再開の午前7時30分から第1Rの6ホールをプレー。第2Rスタートまで1時間待機し、前半インを終えて再び1時間の待機となった。「きのうもゴルフ場に入ってスタートまで5時間以上かかっていた」と疲労困憊だった。

それでもスコアを崩さなかった。前半13番はカラーから4mを決めてバーディ。343ydの14番パー4はティショットをグリーン手前まで運び、20ydを手前1mに絡めて連続バーディを奪った。

疲れもピークに達しつつあった後半6番(パー3)はティショットをバンカーに入れてしまった。5mのパーパットは芝の張り替え跡もあり、どこに転がるかわからなかったが、ねじ込んだ。「あきらめていたパットが気持ち良く打てて入った。それが今日一番いいパットだった」。続く7番(パー5)、9番のバーディにつなげた。

この日の平均パット数は1.4615で全体2位。「パットが悪くなると下を向く時間が長くなる。目線を戻してなるべく早くテークバックを上げる。リズムが速すぎても遅すぎてもダメ」とグリーン上で結果を残した。

ボギーなしの8バーディ「63」で回り、通算12アンダー暫定首位。プロ9年目の今年、3月のアジアンツアー「ニュージーランドオープン」で念願の初優勝を飾り、国内ツアーでも2勝。大器晩成の31歳が、自身初の2週連続優勝がかかる週末に進む。(兵庫県三木市/玉木充)

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