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“ドラコンキング”にも意欲 日本アマ最年少Vの16歳・松山茉生がツアーデビュー

◇国内男子◇バンテリン東海クラシック 事前(25日)◇三好CC西コース(愛知)◇7300yd(パー71)

6月「日本アマ」を大会最年少の15歳344日で制したアマチュアの松山茉生(まつやま・まお/福井工大福井高)が、地元・愛知県でレギュラーツアーデビュー戦を迎える。「緊張はあまりなくて、楽しみが大きい。ベストアマを最低獲って、トップ10に入ること」を目標に掲げた。

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松山は8月の下部ABEMAツアー「ダンロップフェニックストーナメントチャレンジ」で、一足先にプロトーナメントに初出場。悪天候により36ホール短縮となった3日間大会でタイトル争いに加わり、優勝スコアに2打差の通算8アンダー5位で終えた。「優勝はできなかったけれど、自分のプレーができて良い成績を残せたのは自信になった」と振り返る。

当地は自宅から車で約30分の距離にあり、この大会は「小学2、3年のころから」毎年ギャラリーとして観戦に訪れてきた。馴染みの深いトーナメントのフィールドに、今年はいよいよ自身で立つ。「本当にうれしいですし、ここまで来られたのもいろいろな人の支えなのかな、という実感があります」。翌日の開幕を心待ちにしつつ、周囲への感謝も忘れなかった。

180センチを超える身長が現在も伸びているという16歳は、飛距離も伸び盛りの時期。恵まれた体格から放たれるドライバーの平均飛距離は「310ydくらい」とツアーでもトップクラスを誇る。土曜日(28日)のラウンド終了後に開催される恒例のドライビングディスタンスコンテストにはアマチュアも参加可能で、松山も出場が有力視されている一人。「とにかく振ることだけ。(会場の)1番はフェアウェイが下り坂なので、転がっていけば350ydを超えるくらいまで行くと思う」と豪語した。なお、過去4回の最高記録は、昨年の幡地隆寛の350.8ydだ。

予選ラウンド2日間は、今季ドライビングディスタンス1位の河本力(321.51yd)と同6位の杉原大河(303.53yd)とプレーする。「(飛距離は)できるだけ意識せず、自分のプレーだけを意識して楽しく回れたら。イメージと調子はいい。4日間を全部アンダーで、二桁アンダーにもっていきたい」。今週の予選会を通過できずサポートに回る3つ上の兄・怜生(れお)さんに初めてバッグを預け、憧れの眼差しを向けてきたコースで節目の一歩を踏み出す。(愛知県みよし市/塚田達也)

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