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新しいパター、“なぜか入る”を考える 宮里優作「悪いイメージないから」

◇国内男子◇ANAオープン 初日(12日)◇札幌GC 輪厚C(北海道)◇7066yd(パー72)◇晴れ

組み立ての基本にしたいショットは「もう全体的に全くダメ。よくこのスコアで上がったなと言うくらいの感じ」だと嘆く状態だ。初日の「65」には、新しいパターが役立った。宮里優作は「ラインも読めていたし、タッチも良かった」。4mのチャンスを生かした前半5番(パー5)のイーグルの後、9mを沈めた7番で勢いづいた。

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スコッティキャメロンのネオマレット型パターを今週急きょ、ヘッドの小さいモデル(ファントム9)に替えた。おなじみになった長尺のセンターシャフトタイプ。「今回みたいにうねっているグリーンでは、ヘッドが効くとタッチが出しやすい。ヘッドが大きいとどうしても(イメージが)直線的になるからね」。8mを流し込んだ終盤16番(パー3)からは2連続バーディ。19回目の出場にして自身の本大会ベストスコアにも繋がった。

「たまにあるんですよ。替えたばかりで、よく入るときがある」。レベルを問わず、うなずくゴルファーはきっと多い。なぜ入る? 宮里によれば、打つまでのイメージの違いが理由にありそう。「長く使っているパターには良いイメージも、悪いイメージも付いている。それが調子が悪くなると、悪いイメージしかわいてこなくなる。(ショットも良くないから)長い距離ばかり打たされて、もちろん入らない。入らないイメージしかわかなくなる」

そんな時に出会ったパターは心強い。「新しくすると、悪いイメージが頭になにもないから、とりあえず打つしかない。入らなくても、別に気にしない。マイナスの意識が蓄積されないのが良いんだと思う」。若かりし頃の「中日クラウンズ」で、替えた途端に入り始めたラウンドも記憶に残ったまま。「もちろん入らないケースもあるけれど…、意外と少ないかもしれない。ただ、1日しか“持たない”こともよくある」から、なんとも悩ましくはあるが。

輪厚コースにはアマチュア時代の2002年にデビュー。尾崎将司の最後のツアー優勝の瞬間をその目に焼き付け、「僕もこういう試合で優勝したい」と思った場所だ。「とりあえずあした、しっかり伸ばすことが大事」と言い残して、すぐにショット練習を再開。新パターの効果がもう3日、続くことも祈って…。(北海道北広島市/桂川洋一)

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