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「芯に当たりすぎて、難しい」 姉の助けで河本力に復活の兆し

◇国内男子◇横浜ミナト チャンピオンシップ ~Fujiki Centennial~ 3日目(10日)◇横浜CC(神奈川)◇7207yd(パー71)

ホールアウトして数十分、姉の河本結が女子ツアー「NEC軽井沢72」で首位に立っているのを聞いても驚かなかった。「すごく状態が良いと思う。きっと今年優勝すると思うので、どっちが先に優勝するかな」。自分もようやく、悪い流れを止められた。河本力は通算10アンダー11位、今季初のトップ10入りももうすぐだ。

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「今週から、良いゴルフができる自信はあった」と決勝ラウンドをプレーするのは国内ツアーでは4試合ぶり。今季はここまで10試合に出場したが、予選落ちが6度と苦しい試合が続いていた。体を使ったスイングを意識してきたが、それが中々かみ合わない。「全部気持ちよく打てていなかった」とショットの不調に悩む日々。体調を崩す回数も多く、4月「ISPS HANDA 欧州・日本どっちが勝つかトーナメント!」のときに患った扁桃腺炎(へんとうせんえん)で、体重が4kg減った影響も大きかった。

「やっていることが間違っているんじゃないか」と悩みながら練習する中、解決のきっかけをくれたのは姉だった。開幕前の月曜日、「NEC軽井沢72ゴルフ」に出発する前の姉からアドバイスをもらった。

「何してるの?」と気にかけてくれた姉に練習を見てもらった。体の使い方についてのアドバイスがピタリとはまり、「“これで良い”という結論が出た」と期待とともに今週を迎えていた。

11位で予選通過を果たすと、この日は7バーディ、2ボギー1ダブルボギー「68」で回って上位を維持。スコアを落としたホールは、「芯に当たりすぎて、難しい」と本来の飛距離が戻ってアジャストしきれなかった分だ。

「この状態ならいけると、2年ぶりくらいに思っている」と自信を持って迎える最終日。「心配ばっかり、かけずにやりたい」と、軽井沢でトップに立つ姉を追いかける。(横浜市保土ケ谷区/谷口愛純)

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