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「変わらない」平田憲聖と「ガンガン攻めたい」蝉川泰果 最終日最終組で初の同学年対決

◇国内男子◇長嶋茂雄招待セガサミーカップ 3日目(13日)◇ザ・ノースカントリーGC(北海道)◇7096yd(パー71)◇晴れ(観衆2319人)

同学年でともに23歳の平田憲聖蝉川泰果が初めて最終日最終組で直接対決する。後続に2打差をつけて単独首位に立つ平田は「特に気持ちは変わらないです。コースは難しいし、風が出るとすぐスコアが動く。この3日間同様、守らず攻められたら」。ツアー2勝目の昨年6月「日本プロ」以来、2度目の逃げ切り優勝を狙う。

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この日は2位から「65」で回り首位に浮上した。前半はボギー先行から7番のバーディでパープレー、後半に6バーディを奪って一気にスコアを伸ばした。「チャンスで決めきれない場面が続いた後、7番でいいの(バーディパット)が入ってくれたのが大きかった」。6mを沈めて波に乗った。

初日から風邪気味で、前日12日は熱もあったが、夕食の予定を海鮮料理から“ホカ弁”に変更して休養にあてた。「北海道らしいご飯が食べられなかったのは残念ですけど」と笑いつつ、体調回復を喜んだ。

一方、蝉川は平田と3打差3位でラスト18ホールに臨む。「(平田は)淡々とプレーしていて、僕と競ってるといいゴルフをする印象があります」と印象を語った。

この日は8位から出て、バックナインでボギーなしの5バーディと伸ばして「65」をマーク。「今週も優勝を狙える位置にいる。先週のリベンジをしたいし、がんがん攻めていきたい」。日本タイトル3冠のかかった前週「日本プロ」では、首位と2打差で最終日を迎えて、杉浦悠太に逃げ切りを許した。

アマチュアでの2勝を含む過去4勝は全部逃げ切り。「トップをとらえるところまでは行けるけど、その後の積み重ねができるか」と、初の逆転優勝にイメージを膨らませた。

平田、蝉川に同組で挑むのは、2学年下でツアー未勝利の細野勇策。首位と2打差で迎える最終日は、首位タイで迎えた昨年11月「カシオワールド」以来の好位置になる。「2人とも優勝を経験しているし、いい勝負がしたいです」。1991年3月「ダイドードリンコ静岡オープン」の羽川豊以来、日本選手2人目のレフティ優勝へ、気合を入れた。(北海道千歳市/加藤裕一)

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