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“ピンはそのまま”で2試合目 蝉川泰果がグリーンで復調の兆し

◇国内メジャー第2戦◇日本プロゴルフ選手権大会 初日(4日)◇富士カントリー可児C志野C(岐阜)◇7164yd(パー71)◇晴れ(観衆2711人)

9位に入った5月のPGAツアー「ザ・CJカップ バイロン・ネルソン」を終えてから、蝉川泰果はマレット型のパターでプレーしている。ピンの「PLD ミルド アリー ブルー 4 ガンメタル」は、大型ヘッドにして手元のフィーリングが消えないところもお気に入り。いまや“飛んで曲がらない”選手の代表格でもある23歳は、パッティングの復調にも力を尽くしている。

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2週前の直近大会「ジャパンプレーヤーズチャンピオンシップ」から、グリーン上での所作を変えた。タップイン以外のほとんどすべてのパットを、旗ざおを抜かずに打つ。「カップだけだとターゲットがつかみづらい感じがあって、(易しい)マレットを持っても、ちょっとプレッシャーがかかるとボヤけてしまっていた。ピンを抜いちゃうと、撫でてしまっていた」

ピンを立てたまま打つことで、インパクトが“肉厚”に。ラインを読む際の、エイムポイントによる傾斜計測も易しくなった感触があるという。

すでに「日本オープン」(2022年)と「日本シリーズ」(23年)の優勝経験を持つ。今季の国内メジャー第2戦には強い意欲を持ち込んできた。「今回はすごく気合いが入っている。前半戦の1勝を目標に掲げてきたのに、優勝争いをなかなかできなくてここまで来た」

その気持ちは開始直後からスコアに繋がった。出だし10番、1Wで狭いフェアウェイをとらえ、2打目で1mのチャンスを作ってバーディ発進。2オンに成功した12番(パー5)の、イーグル逃しの2パットバーディで勢いづいた。

右ラフから2打目を器用にかき出して、ピンそば1mにつけた14番からは2連続バーディ。「打ったら寄るというような“ゾーン”に入れそうな流れも久々にあった」という雰囲気は17番(パー5)のパーで萎んだものの、後半5番では5m近いパーパットを沈めるなど要所を締めてノーボギーのまま6バーディ「65」をマークした。

今大会で優勝すると、23歳178日の史上最年少で日本タイトル3冠を達成。尾崎将司の27歳248日を大きく更新する。午前組の1位タイで上がり、1ケタ順位スタートとなれば、今季日本では初めて。まずは最初の関門をクリアした。(岐阜県可児市/桂川洋一)

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