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手放しフィニッシュの石川遼 パー4イーグルは「理想とかけ離れた」ショットから

◇国内男子◇ジャパンプレーヤーズチャンピオンシップ by サトウ食品 2日目(21日)◇西那須野CC(栃木)◇7036yd(パー72)◇雨(観衆997人)

3打差6位から出た石川遼は1イーグル、6バーディの「64」で回り、通算14アンダーまで伸ばして単独首位に浮上した。午前8時にティオフしたこの日は出だしの10番で“おはようバーディ”を決めると、11番(パー5)も1.5mにつけて2連続バーディで滑り出した。

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パー4の13番(385yd)では2打目を直接放り込んでイーグルを奪い、場内に歓声が響いた。フェアウェイから残り110ydを54度のウェッジで打ち、クラブから手を放してフィニッシュを決め切れない中、ボールはピン奥7ydに着弾して傾斜をバックスピンで転がりカップに吸い込まれた。

その場ではキャディとハイタッチをして喜ぶ一方、ホールアウト後の取材にはボールを引っ掛けたとして「ミスショット」と言い切り、「理想とはかけ離れていた」との評価を下した。

前日はショットが左に行くミスがあり、「切り返しの時のシャフトの角度が、自分の通したいところを通っていない」とダウンスイングを修正。しかし、この日はティショットで右へのミスが目立ち、ボギーなしで回りながら納得できたショットは「2回くらい」で「感触とスコアは直結しない」と振り返った。

その2回のうちの1回が、4番(パー5)の1Wで放ったティショット。スイングに好感触を得ると、そこから4連続バーディと再び見せ場を作った。

「良いスコアで上がる確率を上げていくことが目標で、いいスイングをすることがゴールじゃないけど、最終的に1年とか10年というスパンで誰よりもいいスコアで回り続けられたら」

2日間にわたって装着したネット中継用のピンマイクは「途中からほとんど忘れていた」としつつ、「すごく刺激になった」。優勝争いを繰り広げることになった決勝ラウンドでは、ピンマイクはつけずに回る。(栃木県那須塩原市/石井操)

※編注:2日目の順位が確定したため、午後6時7分に本文を差し替えました

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