男子開幕戦は2日連続の日没順延 暫定首位に池村寛世
2024年 東建ホームメイトカップ
期間:03/28〜03/31 場所:東建多度CC名古屋(三重)
石川遼&航が初の兄弟同組 最終日も継続で「また明日!」
◇国内男子◇東建ホームメイトカップ 3日目(30日)◇東建多度カントリークラブ・名古屋(三重)◇7069yd(パー71)◇晴れ(観衆3013人)
石川遼は弟・航に「また明日!」と声をかけた。第3ラウンド9ホールを残して日没サスペンデッドとなり、最終ラウンドも組み替えなしで行われることが決定。初の兄弟同組で、決勝ラウンド36ホールをともに戦うことになった。
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持ち越した第2ラウンドでそろってカットライン上の滑り込み。航のキャディは姉・葉子さんが務めているため、3きょうだいがそろった形だ。10番スタートの“裏街道”ながら多くのギャラリーを引き連れ、10番ではティショットを左に曲げた遼が長いパーパットを沈めて大歓声。11番でも再びピンチをしのぐ姿に弟も「魅せてくるな、と思いました」と笑って言った。
「(同組で)不思議な感じがしました」と振り返る兄にとっては、推薦出場の弟が上がり4ホールで2バーディを奪って予選通過を決めたことがうれしい。「推薦をいただいて出場させてもらっている中で、期待にこたえる意味ですごく良かった。(レギュラーの)試合に来て予選を通る力はあると思うし、うまくなっていると思う」とうなずく。
32歳と24歳。年齢も離れている分、「航の成長に対して僕の方の理解が追いついていないかな」と、どうしても兄目線が前面に出る。ただ、プロゴルファーとして見ても、「普段できることを試合でもやるってことがすごく大事。普段通りのプレーができていたと思いますよ」と評価した。
ともに通算2アンダーの暫定65位から残り27ホール。航は目標だった同組実現を喜びつつ「実際に一緒に回ってみて、優勝争いでこれができればいいなと思いました」。楽しかったからこそ、もっともっとしびれるシチュエーションでぶつかり合いたい。(三重県桑名市/亀山泰宏)