日本ツアーから再出発 桂川有人がハワイで誓い「賞金王を目指したい」
2024年 東建ホームメイトカップ
期間:03/28〜03/31 場所:東建多度CC名古屋(三重)
賞金王を目指す桂川有人 クラブ契約フリーで選んだ14本は
◇国内男子◇東建ホームメイトカップ 初日(28日)◇東建多度カントリークラブ・名古屋(三重)◇7069yd(パー71)◇曇り(観衆1376人)
1月のPGAツアー「ソニーオープン」にスポット参戦した桂川有人は「しっかりトップを、賞金王を目指したい」とはっきり目標を口にしていた。米下部コーンフェリーツアーへの参戦した昨季から、日本で仕切り直す1年。いつも通りの穏やかなトーンでも、はっきりと覚悟がにじんだ。
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トップを狙う意気込みを示すように、オフというオフは作らなかったという。「身体づくりをイチから」というトレーニング、ラウンド練習…。「シーズン中のやり方というか、休まず、ひたすら何かしらやっていました」と笑う。
クラブ契約もフリー(ボール契約はダンロップを継続)となり、バッグの中身も一新した。フェアウェイウッドとパターを除く11本がタイトリスト製。ソニーオープンでも使っていたTSR2 ドライバーは、持ち味であるフェードボールの打ちやすさを基準に選んだ。
アイアンは5番と6番をT150、7番以下をT100で組み合わせた。「ドライバー、ウッド系と比べて飛距離のギャップがあったので、少しでも飛ぶものを、と。“飛び系”で補えればと思って」と説明する。
初日は前半2バーディを先行しながら、16番(パー3)で3パットボギー。「『いつも通りだな』とか『微妙な感じで終わっちゃうのかな』とか思いながら…」。怪しい気配が漂った直後に取り返し、後半も2度の2連続バーディで6アンダー「65」をマークした。ドライビングディスタンスの平均も304.55ydでフィールド3位を記録した。
「意外とフェアウェイに行かなかったり、セカンドも微妙にグリーンを捉えられなかったり、そんなにいい感じではなかった。気付いたらバーディが来ていた感じです」と笑いつつ、2年前にはプレーオフ惜敗の2位だったコースへの好印象も残っている様子。「結果を出せば(海外に行く)チャンスも出てくると思う。今のところ、どういう道を行くっていうのは、あんまり気にしていない。目の前の試合、目の前の一打を頑張ってチャンスが出てきたら、考えればいい」。まずは、この開幕戦を全力で勝ちにいく。(三重県桑名市/亀山泰宏)
<桂川有人のクラブセッティング>
ドライバー:タイトリスト TSR2(10度)
シャフト:藤倉コンポジット VENTUS BLUE(ベンタス ブルー)(長さ45インチ、重さ60g台、硬さX)
フェアウェイウッド:テーラーメイド Qi10(3番15度、5番18度)
シャフト:藤倉コンポジット VENTUS BLUE(ベンタス ブルー)(3番7X、5番8X)
ユーティリティ:タイトリスト U505<2023年>(4番)
シャフト:日本シャフト NSプロ モーダス3 システム3 ツアー125(硬さX)
アイアン:タイトリスト T150<2023年>(5、6番)、タイトリスト T100<2023年>
シャフト:日本シャフト NSプロ モーダス3 システム3 ツアー125(硬さX)
ウェッジ:タイトリスト VOKEY(ボーケイ)SM10(50、56度を55度に調整)、ボーケイ ウェッジワークス プロトタイプ(60度)
シャフト:日本シャフト NSプロ モーダス3 システム3 ツアー125(硬さX)