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若手の“勢い”感じながら…今平周吾「もう一度、賞金王に」

若手の台頭が目立つ国内男子ツアーにあって、31歳の今平周吾は今季2勝を挙げて賞金ランキング5位で終えた。2018、19年と連続で賞金王に輝いた後は9位(20-21年)、12位(22年)と不完全燃焼だった年間レースで久々に存在感を示した形だ。

14日は茨城・美浦ゴルフ倶楽部で開催された「ヤマハゴルフ ファンサミット」に参加。シーズン当初にあった予感を明かした。「(特に)去年はあまり良いとは言えないような感じだった。今年は、自分の中でもシーズンが始まる時に“ちょっと行けそうだな”という感覚はありました。スイングしていて、いい感じの時というのが自分で分かる。今年はそれがあった」。4月の開幕戦「東建ホームメイトカップ」でいきなり優勝と最高の結果が出た。

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それだけに、11月「三井住友VISA太平洋マスターズ」の2勝目まで時間を要したことが悔やまれる。「ちょっと、ひどいっすね…」と苦笑交じりに振り返ったのはグリーン上。「(もともと)そんなに得意な方ではない」というパッティングだが、初めて賞金王戴冠を果たした18年は平均パット数で部門別1位(1.7333)にもなっている。それが今季は「1.7806」で同68位と苦しんだ。

シーズン終盤に入っても練習ラウンドにパターを6本も持ち込んだり、「マイナビABCチャンピオンシップ」では最終日の16番(パー3)でチャンスから5パットのトリプルボギーを喫したり…。「いろいろ変えないと、イメージが出なかったりもしたので、リセットじゃないけど、そういう感じで変えたりしていました」。もどかしさをのみ込み、新鮮なフィーリングに頼ることで何とか一年間を乗り切ったともいえる。

19年は日米共催「ZOZOチャンピオンシップ」を除く国内24試合で2勝を含む16度のトップ10フィニッシュ、予選落ちゼロ(棄権1試合)と非の打ち所がない成績を残したが、「その時の身体ともまた違うし、元に戻すというよりは、また新しくいいものを探していくって感じです」。進化を求めた先で再び頂点を見据える。

「僕の場合、年々距離も飛ぶようになっていますし、(年齢的には)まだ大丈夫かなって感じはあります。(若手に)勢いがあるのは確かなので、今まで以上にスキルを上げていかないと。(良くなかった部分の)穴埋めをしていければ、また賞金王も獲っていけるのかな」。キング返り咲きへの思いを胸にオフを過ごす。(編集部・亀山泰宏)

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