池田勇太 スイング分析スーパースロー
2009年 ゴルフ日本シリーズJTカップ
期間:12/03〜12/06 場所:東京よみうりカントリークラブ(東京)
崖っぷちの池田、「勝ちゃいいんだから」と強気
今シーズン、石川遼と熾烈な賞金王争いを演じてきた池田勇太。シーズン途中で右手首を痛め、庇いながらのスイングが続いたことで左腰痛も発症するなど、終盤戦は満身創痍でのプレーを強いられた。先月の「三井住友VISA太平洋マスターズ」で石川に逆転を許し、その後は差を詰められず賞金ランク2位のままで最終戦「ゴルフ日本シリーズJTカップ」を迎えることとなった。
トップを走る石川とは約2,455万円差。逆転賞金王を手にするには優勝しか残されていない。右手首は改善に向かっているものの、腰は癒えるどころか痛みに耐えながらのプレーが続いている。さらに初日の予報は雨で、「それが最悪」と、手負いの池田にとって不利な条件があまりにも多い。
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それでも、池田から闘志が消え失せることはない。「厳しいとは思わない。勝ちゃいいんだから。日本シリーズという試合で勝つことだけを意識して、賞金王は後からついてくるものと考えています」。“勝つしかない”というシンプルな条件が、逆に池田から余計な考えを払拭しているようだ。
「体力はついてこないけど、最後の試合として気力と気合で頑張りたい」。今シーズンの池田は、「日本プロ」でメジャー初制覇、さらに地元開催の「ブリヂストンオープン」も制すなど、照準を絞った試合での勝負強さが際立っている。その流れに乗り、強い逆風の先にある栄冠を掴み取ることができるか。
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