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ACNの参画で伝統の大会が存続 舞台は22年「日本OP」開催コース

国内男子ツアー「ACNチャンピオンシップゴルフトーナメント2023」(10月5日から4日間)の記者発表が31日、開催コースの兵庫・三甲GCジャパンコースで行われた。

同大会は1969年の「ダンロップトーナメント」から「三菱ギャラン」「三菱自動車」「ダイヤモンドカップ」、そして昨年までの「アジアパシフィック ダイヤモンドカップ 」と、大会名を何度も変更しながら存続。第54回となる今大会から、主催が従来の関西テレビ放送に、オフィス・不動産ソリューション事業の株式会社ACN(本社・大阪市中央区)が加わる。

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大会副会長を務めるACNの藤岡義久代表取締役は「すごく歴史あるトーナメントが昨年一区切りを迎えた後、当社にお話が来ました。いいカッコを言う訳でなく“歴史を断つわけにはいかない、引き継がないといけない”と思いました」と説明。同社は男子プロの堀川未来夢市原弘大芦沢宗臣とスポンサードし、女子プロの澤井瞳薮田梨花とは所属契約を結ぶなどゴルフ業界に携わってきたことも背景にあるようだ。

大会会長の関西テレビ放送・羽牟(はむ)正一社長は「ACN様に心から感謝を申し上げます。男子ゴルフは若く、レベルの高い選手が数多く育ってきた。皆様に引き続き応援していただき、私どもは感動を伝えていきたい」と話した。

大会はサーキット方式で開催コースを変えており、今年の舞台は昨年、当時アマチュアの蝉川泰果が優勝した国内メジャー「日本オープン」を開催した三甲GCジャパンコース。適度な起伏とグリーンのアンジュレーションが特徴的で、戦略性の高いゴルフ場で熱戦を展開する。

国内男子ツアーの年間試合数は“AON”らが全盛期だった1983年に46試合とピークを迎えたが、その後は徐々に減少。2002年には29試合と30を割り込み、現在は26試合まで落ち込んでいる。

日本ゴルフツアー機構の青木功会長は「藤岡社長と一緒にゴルフをする約束をしたし、長く(主催を)やってくれるんじゃないかな」とACNへの感謝をジョーク交じりに話しつつ、年間試合数についても言及。「ここ数年はコロナ禍もあって(維持に)大変でしたけど、現在2、3社が(新規大会で)加わってくれそうな話があります。私の任期中に30試合を、というのが夢です」と意欲的だった。(編集部・加藤裕一)

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2023年 ACNチャンピオンシップゴルフトーナメント



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