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ボギーに発奮しカムバック メジャー初Vへ平田憲聖「自分のゴルフと向き合う」

◇国内メジャー◇日本プロゴルフ選手権 3日目(29日)◇恵庭CC(北海道)◇7441yd(パー72)◇晴れ(観衆1116人)

「ミズノオープン」でのツアー初優勝から2カ月。早くもメジャー初タイトルを手にするチャンスが訪れた。3日目を首位で出た平田憲聖が5バーディ、2ボギー「69」で回り、通算10アンダーの単独首位で最終日を迎える。

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最終組でのスタート。出だしの1番でいきなりバーディを奪ったものの、次にスコアが動いたのはこの日の難度1位の8番(パー3/261yd)でのボギーだった。折り返し直後の10番でもミスショットからボギーをたたき自分自身にいら立ったというが、「11番でも引きずると良くないというのは分かっていた」と冷静さを取り戻した。

11番からは連続バーディを奪取。「気持ちを切り替えて臨めたのが、11番のバーディにつながったと思う。やっぱりあしたに向けてオーバーパーは打ちたくなかったけど、そこまではいいゴルフができてなかった。技術的にどうこうではないけど、しっかり集中してやろうと思った」と振り返った。

メジャーのタフなコースに立ち向かい、フィールドでただ一人3日間連続の60台を並べた。「もったいないミスもいくつかあったけど、かなり耐えられている。キーになるパットも入ったり、良いラウンドができているので満足している」と胸を張った。「僕は伸ばすより我慢するプレースタイルの方が好きなので、今週の難しいセッティングで自分の持ち味を生かせている」とコースとの相性が良い自負もある。

2位の上井邦浩と1打差で迎える最終日は「自分のゴルフとうまく向き合いながら。緊張も大事だと思うので、適度に緊張しながらプレーできたら」。淡々と“いつも通り”を貫く。(北海道恵庭市/内山孝志朗)

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