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ギャラリー5045人は男子人気復活の兆し? 石川遼「いい若手が増えてきた」

◇国内男子◇関西オープン 最終日(16日)◇泉ヶ丘カントリークラブ(大阪)◇7051yd(パー71)

好天の初日1935人、2日目1841人、雨の3日目は907人と落ち込んで、最終日がドーンと5045人。晴天に恵まれ、石川遼も入った午前8時のアウトスタート第1組から、1番ティイングエリアには“三重四重”もの人垣ができた。泉北高速鉄道「泉ヶ丘駅」のギャラリーバス乗り場は一時500人前後の行列ができ、待ち時間が1時間を超えた。コース内はスマートフォンなどの使用が増え、インターネットが極端につながりにくくなった。

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有料入場に限れば、昨季一日のギャラリー5000人超えは8月末「Sansan KBCオーガスタ」(福岡・芥屋ゴルフ倶楽部)の最終日5466人だけだった。3日目1万67人、最終日7334人をのみ込んだ11月「三井住友VISA太平洋マスターズ」は入場無料での開催。ちなみに兵庫・よみうりカントリークラブが舞台だった昨年の「関西オープン」はコロナ禍により上限5000人の入場制限を設けて最終日は2440人だった。

最終日「73」のプレーとなった石川遼は「選手としてはもっと自分が盛り上げたかったけど…」と悔しがりつつ、「本当にうれしいです」と会場の雰囲気には声も弾む。「いま、男子ゴルフはメチャクチャいい若手が増えてきた。(河本)力、(中島)啓太に蝉川くんもそう。“軽く”10人は名前が出せます。男子は(女子より)人気を上げるのが難しく、ハードルが高いけど、夢や目標に向かって熱い気持ちでピュアにプレーしている選手が本当に多いんです」と力を込めて訴える。

自らも盛り上がりの一助となるべく、「ドスンと構えて、(若手を)受け止める側にいられるようにしたい。スピード、パワーで負けても総合力で強いゴルフをしていきたい」と決意を新たにする。ホールアウト後は自ら進んで200人以上のギャラリーにサインをしてファンを喜ばせた。

AONがけん引した、かつての“黄金期”を知る永久シード保持者の倉本昌弘は「生きのいい若手が本当にいっぱい出てきているから、あとは周りの問題。彼らをどうアピールしていくか。顔と名前が一致しないことが一番ダメだからね。JGTOも頑張っているけど(人気回復には)時間はかかる。選手はそこを我慢して頑張ってほしい」と今後に期待を込めた。(大阪府堺市/加藤裕一)

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