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「全然考えたことないんで」 石川遼はツアー新15R連続60台に苦笑い

◇国内男子◇関西オープン2日目(14日)◇泉ヶ丘カントリークラブ(大阪)◇7038yd(パー71)

5バーディ、2ボギーでスコアを3つ伸ばした。パー71だから「68」。取材終了のタイミングで、石川遼はコースが用意した“お祝いボード”を手渡され、記念撮影を行った。

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「そうですねえ…どう言えばいいのか…全然考えたことがないので」。昨年11月に3年ぶりの優勝を飾った翌週「ダンロップフェニックストーナメント」最終ラウンドから始まった60台が年またぎで連続15ラウンドとなった。詳細なデータが残る1985年以降、国内ツアーではセルヒオ・ガルシア(スペイン)が招待選手として4年またぎで15Rを記録しているが、ツアーメンバーではキム・キョンテ(韓国)と星野陸也(継続中で今大会欠場)の14Rが最長。事実上のツアー新記録となった。しかし、ピンと来ない。

「悪いサインではないから、それはうれしい。その日の状況がスコアに出る訳で点数ですからね。ただ、コースもセッティングも違うし、1日単位では参考にできない。1年やってどうだったか、だと思います」。

意識するのは、やはり内容だ。新スイングの固まり具合を実感できるショットがあった。2番パー4はフェアウェイに置けば、第2打はほぼ左足下がりがきついライとなる。残り140ydを、9番アイアン代わりの43.5度のウェッジで1m強につけてバーディを奪った。「練習はずっと平らなライでやるわけで(傾いたライからのショットは)なかなかうまくいかないんです。フェースの打点が溝2本分、ひどい時は1cmもずれていた。ようやく手からフェースにかけて“神経が通ってきた”感じです」と笑顔を見せた。

イメージするスイング、タイミングがマッチすれば、いいショットになり、チャンスが増え、スコアも伸びる。通算5アンダー、首位と5打差16位で迎える決勝。連続60台がさらに伸びる可能性は十分にある。(大阪府堺市/加藤裕一)

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