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稲森佑貴がこだわる「1回6%」 クラブ一新で目指すタイトル2つ

◇国内男子◇ゴルフ日本シリーズJTカップ 初日(1日)◇東京よみうりCC(東京)◇7023yd(パー70)

今年も“曲がらない男”の称号は頂いた。稲森佑貴がフェアウェイキープ率78.094%で今季1位、7シーズン連続のタイトル奪取はほぼ確定している。ここまで来たら、あとは自分との戦いだ。

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同じISPS(国際スポーツ振興協会)とスポンサー契約を結び、シニアで活躍するレジェンドの井戸木鴻樹から、“目指せ8割超え”のお達しを受けていた。「1回、フェアウェイを外すと約6%の損失だから…」と思わず計算してしまう。今週で達成するには、毎日100%をマークしても達成できるかどうか。「ちょっと間に合わないかもしれないけど…」と途方のないチャレンジだが、まずはパーフェクトで初日を終えた。

ショットの精度を武器に5アンダー首位発進。前週から一新したクラブがピタリとはまった。今季序盤で2勝を挙げたが、後半戦は「連戦続きで体がずれてきているのか」と、持ち球のドローが思うように打てなくなった。

さらにボールのつかまりをよくするために、1Wは前週からZX5を投入。5Wと3UTは1度、アイアンセットも0.5度、ライ角をフラットに組み替える微調整を行って狙い通りのドローが打てるようになった。

ボギーなしの5バーディを奪う好スタート。「やっと整ってきた。久しぶりにゴルフ熱が入ってきたという感じ」と、感覚を取り戻した曲がらない男が本領を発揮する。(東京都稲城市/谷口愛純)

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