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石川遼は2連勝ならず グリーンで苦しみパターのマイナーチェンジも

◇国内男子◇ダンロップフェニックストーナメント 最終日(20日)◇フェニックスCC(宮崎)◇7042yd(パー71)

2週連続優勝が懸かった石川遼はタイトル争いに絡めず、通算4アンダーの39位に終わった。イーブンパー43位から序盤4ホールで3バーディ、後半2番までにさらに2つ伸ばした後、ラウンド終盤に失速。「67」のスコアに「後半に伸ばしたかった。悪くはないが、自分としてはもっと良いものを出したかった」とため息をついた。

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初日からグリーン上でのタッチとライン読みに苦労した。2日目の前半、3連続バーディのチャンスから3パットボギーにした9番が、試合展開としては悔やまれる。

週末2日間は前週と異なるパターを握った。モデルは同じオデッセイ TRI―HOT 5K THREEでも、白いサイトドットが入ったもの。「一番アドレスしやすく、ストロークしやすいものを見極め中。ドットだけでも全然違ったし、感触は良かった」とテストを重ねた。

パッティングに悩んだ半面、1Wショットには前進があったという。今大会は通常のドローボールのほか、低いドロー、フェードを使ってフェニックスCCを攻めた。2年半前に取り組み始めたスイング改造を経て、「半年前にはやっていなかったこと。先週よりも良いドローのタイミングをつかめつつあった」と納得した。

歴代優勝者に世界の実力者がそろうこの大会ではプロ初年度の2008年に2位に入ったのを最後に、緊張感ある上位争いができていない。「5番、6番アイアンあたりがうまくなると、このコースでの優勝争いも見えてくるかなとは思う。6番のパー3(202yd)、長いパー4でよく使う番手。これから1年でどれだけ精度を上げて戻ってこられるか」。次の挑戦は来年、節目の50回大会になる。

次週は所属契約を結ぶカシオ計算機主催の「カシオワールドオープン」(高知・Kochi黒潮CC)。「個人的にも思い入れのある大会。優勝争いを目指してしっかり準備できることをしたい」とホストトーナメントに気持ちを込めた。(宮崎市/桂川洋一)

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