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プロフィルを修正して! 河本力のあさイチショットは370yd超え

◇国内男子◇バンテリン東海クラシック 2日目(30日)◇三好CC西コース (愛知)◇7300yd(パー71)

“おはようバーディ”の少し前、あさイチのティショットから周囲の度肝を抜いた。1Wで放たれた河本力の第1打はランディングエリアの下り傾斜も手伝って370yd超え。それが「気持ち的には3割、4割のイメージで振っている」と言うから周りは言葉を失う。残したセカンドの距離は70yd強。ウェッジで30㎝につけてバーディと幸先いいスタートを切った。

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その後も同伴競技者の2人を20yd、30ydと置いていった。一緒だったのがチャン・キム清水大成だから、まだその差で済んでいる。9番も、後半17番も350yd近く飛んだ。日本ツアーの中でもタイトな部類に入るコース。290yd近く飛ぶ2I中心の攻めはあえて取らない。「ドライバーを練習してきた。ドライバーを打てる体を作った」と今は胸を張って言えるからだ。

アマチュア時代から飛距離には定評があったが、本当の意味で自信を持てるようになったのはプロ入りした今季になってから。「飛んでいても、振れるだけの軸が、体幹(の強さ)がなかった」という体をオフのトレーニングで鍛え上げた。

日本ゴルフツアー機構(JGTO)のプロフィルに86kgとある体重は現在94kg。「とりあえず100kgを目指しています」と鼻息は荒い。試合を想定した練習場での1Wのヘッドスピードは56m/sを記録。ボール初速85m/sは、PGAツアーでもトップクラスに入る。

大会はあす3日目のラウンド後、恒例のドライビングコンテストを開催する。直近2年はキムが連覇し、昨年の記録は333ydだった。実施ホールはスタートの1番。ルーキーは「絶対に勝つ!(計測の)範囲内に行けば、勝つ!」と威勢がいい。

「でも、ドラコンより“そっち”です」と、ホントに手に入れたいのは2勝目のタイトル。「(試合で)結果を出してナンボの世界」と笑みを消した。5バーディ、1ボギー「67」で回ったこの日は「ショットがすごく良かっただけに、パッティングの下手さ加減が(目立った)。フラストレーションが溜まった」。上がり2ホールで3m以内のバーディチャンスを立て続けに外したことが悔しくて仕方ない。

通算6アンダーは首位の桂川有人と5打差の5位。「パッティングが調整できれば(最終日に)良い位置で回れる。冷静なゴルフを心がけたい」。日課のトレーニングの前にまずはドライビングレンジに向かった。(愛知県みよし市/桂川洋一)

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