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宮本勝昌が9月にシニアデビュー レギュラーでも「もうひと踏ん張り」

◇国内男子◇Sansan KBCオーガスタゴルフトーナメント 最終日(28日)◇芥屋GC(福岡)◇7191yd(パー72)

河本力ら若手の優勝争いを見ながら、ツアー12勝の宮本勝昌が大会最終日に50歳の誕生日を迎えた。9月8日開幕の「コマツオープン」でシニアツアーデビュー、その翌週には「日本シニアオープン」参戦を控えている。

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「苦しい時期が3、4年あったけど、去年くらいからシニアをモチベーションにやってきたのでうまく乗り切れた」。2019年に「中日クラウンズ」で2年ぶりの優勝を遂げたが、それでも世代交代の風はひしひしと感じていた。

今年6月の「JAPAN PLAYERS CHAMPIONSHIP by サトウ食品」では、20代の選手らと優勝争いを演じて3位。「中日クラウンズで勝った時よりも、よっぽどゴルフもよかった。それでも優勝できないんだなと思った」と振り返る。

ただ、シニアツアー参戦はレギュラー卒業ではなく「次のステージ」。試合の場を求めてツアー外競技などにも積極的に参戦してきたゴルフにどん欲な姿勢は、50歳になっても変わらない。「今年はシニア5試合で、あとはレギュラーツアーに出る予定。セガサミーカップからだと、16週くらい連続で試合に出る」と話す。

両ツアーをかけもちしながら、シーズンの優勝者や賞金ランク上位者しか出場できない最終戦への出場も目指している。「もうひと踏ん張り、あと2回くらい頑張って優勝争いをすれば、まだ日本シリーズもチャンスがある」と元気に笑う。今季はここまで12試合に参戦して、予選落ちは一度だけ。若手に席を譲る日は、まだまだ先になりそうだ。(福岡県糸島市/谷口愛純)

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