丸山茂樹 スイング分析スーパースロー版
2009年 The Championship by LEXUS
期間:11/05〜11/08 場所:大利根カントリークラブ(茨城)
丸山茂樹「謙遜しながら」10年ぶりの首位スタート!
国内男子ツアー「The Championship by LEXUS(レクサス選手権)」の初日、5アンダーの首位に4人が並んだが、その中に復活優勝を狙う丸山茂樹が入っている。丸山が国内ツアーで首位に立つのは、1999年の「ブリヂストンオープン」以来、実に10年ぶり。この日は同じく40歳の藤田寛之と同じ組でラウンドし、終始「マルちゃんスマイル」が絶えなかった。
ラウンド後、共同インタビューに訪れた丸山は「今日はここに呼ばれるような内容じゃなかったんですけど・・・」と謙遜した発言から丸山トークが始まった。「僕は練習ラウンドなら天才なんですけど、試合になるとダメなんですよね。アドレスに入った段階で迷いが出るというか、不安になっちゃうんです」。ドライバーショットは不調だが、それを補ってくれたのがアイアンショットとパッティングだった。
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アイアンは数週間前にシャフトをスチールからカーボンに変更。「これが方向性と距離感が合っていて。あとはパットに助けられましたね。パットが入ってくれるから、無理に攻めなくて良いし、アイアンもしっかりグリーンを捉えられているのでバーディがたくさん取れましたね」。丸山が奪ったバーディ数は7つ。それよりも数字に表れた特出すべきはパット数だ。
12番でチップインバーディが1つあったが、パット数22回は丸山自身の最少パット数とタイ記録をマークした。パッティングが良くなったことについては「僕はもともとラインをイメージして打っていましたが、今は1m先のスパット(目印)にボールを通すイメージで打っています。以前にも試したことはありますが、今はこれで上手くいっていますので」と解説する。
そして会見の最後には「今日のゴルフに安心してインタビューを受けている訳ではないので、温かい目で見守ってください」と締めくくった。インタビューは記者からの質問は特になく、丸山の独演会状態だった。