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1Wでパー4のピンを直撃 久常涼が自己ベスト「61」で8打差→1打差2位

◇国内男子◇ASO飯塚チャレンジドゴルフトーナメント 最終日(12日)◇麻生飯塚GC (福岡)◇6809yd(パー72)

19歳の久常涼が爆発力を発揮して池村寛世を追い詰めた。11アンダーの10位から「61」をたたき出して通算22アンダー。待望のレギュラーツアー初勝利にあと1打に迫る2位で終えた。

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スタート時に8ストロークあった池村との差をみるみるうちに縮めた。出だし1番(パー5)でバーディ発進すると、続く右ドッグレッグの2番では林越えの第1打を、1Wで300yd以上先のピンにぶち当てるスーパーショット。1mについてイーグルを決め、開始4ホールで5ストロークを伸ばすなど前半アウトで「29」を記録した。

「早い段階で20アンダーの大台に乗ったけれど、後半に伸び悩んで届かなかった」とロースコアにも、冷静さが際立つ19歳。「(足りなかった)あと1打は、なんとでもなる1打だったかなと思います。今週は3パットが多かった。グリーンで苦戦した。自分的には良いパットでも、今週はスネークラインが多くフィーリングが合わなかった」と淡々と72ホールを振り返って課題を洗い出す。

「運かどうかはわからないですけど、僕の週ではなかったかなと。最後に良いゴルフができて良かったです。イイ夢も見させてもらったのでまた頑張ります」。2試合連続のトップ10入りにも、すぐに次へと目を向けた。

昨季の下部ABEMAツアーで3勝を挙げ、レギュラーツアーに昇格。残りシーズンで賞金シードもかっさらい、初勝利を待つ声は多い。レギュラーツアー2戦目で6位に入った1学年下の長野泰雅は「去年、涼さんがABEMAツアーで3勝してシードも取った。同世代は刺激をもらっているし、自分も気合いが入る」と言う。すでに背中を追われる存在だ(福岡県桂川町/桂川洋一)

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