安定したプレーで着実にスコアを伸ばした

◇国内メジャー◇BMW 日本ゴルフツアー選手権 森ビルカップ 2日目(3日)◇宍戸ヒルズカントリークラブ（茨城県）◇7387yd（パー71）

3勝中2勝が日本タイトルの稲森佑貴が週末に向けて好位置につけた。2アンダー8位から出た2日目は5バーディ、1ボギーの「67」でプレー。暫定2位の通算6アンダーにスコアを伸ばした。

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6季連続で“曲がらない男”の異名を守る男はこの日も、14ホールのうち10ホールでフェアウェイをキープ。「ピンチもなく、全体的に良かった」と最大の武器を生かして着実なプレーを見せた。後半に入ってからはグリーン上も好調になり、12番で2m、13番4m、14番3mを沈めて3連続バーディにした。

グリーン手前に池がある17番では、204ydの2打目を「大きめの番手」となるUTで打ち、ピンの奥に乗せた。1m弱のパーパットは下りのラインで「4パットもチラついた」がものの、沈めて乗り切った。

週末へ期待は膨らむ

優勝者には、23日開幕の欧州ツアー「BMWインターナショナルオープン」(ドイツ、ゴルフクラブ・ミュンヘンアイヒリード)に加えて、10月に日本で開催されるツアー「ZOZOチャンピオンシップ」（千葉・アコーディア・ゴルフ習志野CC）の出場資格が付与される。

稲森は優勝すれば、賞金ランキングに基づいて「全英オープン」の出場権も手に入る。

「全米プロ」から帰国後すぐに前週の「ミズノオープン」に強行出場をして予選落ち。「頑張って勝ち獲りたいなと思う」と意気込む。(茨城県笠間市／石井操)