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石川遼は2014年以来の「全英」に照準 7位で最終日へ

◇国内男子◇~全英への道~ミズノオープン 3日目(28日)◇JFE瀬戸内海ゴルフ倶楽部(岡山)◇7461yd(パー72)

最終組の2つ前で回った石川遼は3バーディ、3ボギーの「72」で回り、通算6アンダー7位として最終日を迎える。トップとは6打差に開いたが、最終盤の17番、18番で連続バーディを奪い、2位との差はわずか2打。「置いていかれたかなというのはあったけど、なんとか明日まだ頑張れば上位ギリギリ行けるかな」と望みをつないだ。

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舞うような風の中でスタートした前半は、カップが奥に切られていた3番のパー3でティショットをグリーン奥のポットバンカーに入れてピンチに陥った。4mのパーパットを沈めて乗り切り、続く5番では右手前ラフに入った40ydほどのバーディショットをチップイン。両手を挙げて喜んだ。だが、バーディを狙っていた6番、7番をパーにしたあたりから雲行きは怪しくなった。

難ホールが続く後半は要警戒としていたが、10番で1Wを左に曲げ、続くセカンドショットも左ラフに行くなどチャンスがつくれない時間が始まった。605ydの11番(パー5)は風の影響で「体感(では)700ydをプレーしているような感じ」。1W、3Wと握ってボールを運び、145yd 残った3打目を7Iでグリーンにのせたが、3パットのボギーを喫した。13番、14番(パー3)で落としたスコアを終盤で取り返した。

「11番はマネジメント的には悪くはなかったけど、自分のいいものを出せなかったというのはあった。12番とか、できたところもあるけど、難しいなと思ったときにそこでパーセーブできるような土台をつくっていきたいと思っている」

上位4人(有資格者を除く)には7月「全英オープン」(スコットランド・セントアンドリュース)の出場資格が与えられる。大会初日に「あまり考えていない」と語っていた石川だが、「片山晋呉さんがすごく基準になってくる」と照準を定めた。

「きょうと同じようなコンディションであれば、そのスコアまで到達しないといけないだろうし、さらに伸ばさないといけなくなるかもしれない。とはいえ、やることは変わらない。パッティングのタッチや、アプローチで寄せワンができるようにしたい」。ロイヤルリバプールで行われた2014年大会以来、6度目の「全英」がかかっている。(岡山県笠岡市/石井操)

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