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木下稜介が和合自己ベスト5位で全米プロへ 6月の帰国初戦は「勝つしかない」

◇国内男子◇中日クラウンズ 最終日(1日)◇名古屋ゴルフ倶楽部 和合コース(愛知県)◇6557yd(パー70)

木下稜介が2週後の海外メジャー「全米プロゴルフ選手権」前のラストゲームを通算9アンダー5位で終えた。上がり2連続バーディを含む「65」をマークし、過去3度の出場で最高29位(2021年)だった和合では自己ベスト。「全然得意なイメージはなかったんですけど、去年と違うのは2勝してここに帰ってこられたという少しの自信、スイング改造が少しずつはまってきていることですかね」とうなずいた。

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海外進出を念頭にスイング改造も進めているシーズン。中日クラウンズ開幕前も奥嶋誠昭コーチとともに、しっかりスクエアに構えるようアライメントを修正。さらに1Wのシャフトを藤倉コンポジットの「VENTUS BLACK」(6X)に差し替えた。「米国を見据えて思い切って替えてみたら、多かったスピン量も落ち着いてきた」。昨季日本タイトルの5年シードを得たことで、実戦で試しながら最善を模索できる恩恵も実感している。

次週渡米し、まずは全米プロ最終日翌日の今月23日にテキサス州ダラスで行われる「全米オープン」の最終予選会コースを下調べ。全米プロ、予選会を戦って帰国し、国内復帰初戦は「BMW 日本ゴルフツアー選手権 森ビルカップ」(6月2日~/茨城・宍戸ヒルズCC西コース)を予定している。

悲願のツアー初優勝を遂げた国内メジャーは、ビー・エム・ダブリュー株式会社とスポンサー契約を結んだことで今年からホストプロとして臨むことにもなる。「誰よりも勝ちたい思いは強い。勝つしかない」と気合の入り方が違う。米国でも日本でも高い目標を掲げて突き進む。(愛知県東郷町/亀山泰宏)

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