岩田寛が単独首位 石川遼がツアー3度目のエース達成
2022年 中日クラウンズ
期間:04/28〜05/01 場所:名古屋GC和合コース(愛知)
石川遼が“人生7度目”のホールインワン「ベタですけど、うれしい」
◇国内男子◇中日クラウンズ 3日目(30日)◇名古屋ゴルフ倶楽部 和合コース(愛知県)◇6557yd(パー70)
夕方に入り、上位争いから離された“裏街道”がプレーしているはずの7番(パー3)でにわかに歓声が上がった。石川遼が“人生7度目”のホールインワンを達成。「ベタな答えですけど“うれしいなあ”と思いました」と素朴な表現で笑わせた。
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打ち下ろしを入れて右奥のピンまでは182yd。右からフォローの風が吹いていた。「奥にこぼすと難しい」と8番アイアンで放ったボールは想定していたキャリーより3、4ydほど先の場所に落ちると、フックラインに乗ってカップに吸い込まれた。
国内ツアー2回(2010年パナソニックオープン2R6番、11年三井住友VISA太平洋マスターズFR17番)、米ツアー2回(13年プエルトリコオープン3R8番、15年クイッケンローンズ・ナショナル1R4番)に続くツアー5度目。09年「日本プロ」の練習ラウンド17番、小平智と2018年1月に紫CCすみれCで行ったプライベートラウンドで決めた(8番)を含めれば7度目。「試合の方が多いっていう…」と照れくさそうに言った。
想定より飛んでいたとはいえ、アイアンショットの縦距離のズレに悩まされた前日までに比べれば、誤差は減ってきた証拠。「きのうまでみたいにキャリーでピンをオーバーしていたら、さすがにホールインワンも出ない。まだまだかなあと思いますけど、少しずつ縦距離も合ってきつつあるのかな」と控えめにうなずく。
1Wショットはフェアウェイキープ率57.14%(8/14)という数字以上の安定感。パーオン率は77.78%(14/18)と連日の高水準。香妻陣一朗と並ぶラウンドベスト「64」をマークし、48位から首位と5打差の6アンダー11位までジャンプアップを果たした。
「自分の中でもワクワク感、緊張感は高まる位置だと思う。(やるべきことを)続けていくことが大事。予想は難しいですけど楽しみにしています」。浮足立つ様子もなく最終日を見据えた。(愛知県東郷町/亀山泰宏)