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稲森佑貴は6打差を追って最終日へ「あんな戦車みたいな人に追いかけられるよりは…」

◇国内男子◇日本オープンゴルフ選手権競技 3日目(16日)◇琵琶湖CC(滋賀)◇6986yd(パー71)

ディフェンディングチャンピオンの稲森佑貴が今年も優勝争いを演じている。3日目を終えて通算12アンダーとして、首位のショーン・ノリス(南アフリカ)とは6打差の3位につける。

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首位を独走する男の名前を見て「やっぱり…」というのが稲森の感想だ。「先週も一緒に回ったけど、ウェッジが“神”っていた。昨日も4連続(バーディ)をやっていたし、尻上がりに良くなるタイプ。(2018年の)横浜でも一番の天敵だったし、あのときがフラッシュバックしましたね」と、ノリスに2打差と迫られながら、自身初のナショナルオープンタイトルを勝ち取った大会を思い返した。

そんなノリスに追いつくには…「クレームが来るくらい激ピンにしてほしいです。エッジから1ヤードとか2ヤードとか。コンパクションも28くらいにしてほしい」。この日の最終18番では、グリーンキャッチした球が、奥の傾斜で戻されて左バンカーまで転がり落ちてボギーとなったが、明日はそんな難しいシチュエーションこそ望むところだ。

横浜では逃げる立場だったが、今回は追う立場。6打差とはいえ「あんな“戦車”みたいな人に追いかけられるよりは、追いかける方がいいですね」というのが、精神的にはかすかな救い。史上6人目となる3勝目(以上)へ、絶対的な自信を持つフェアウェイキープを武器に挑んでいく。(滋賀県栗東市/今岡涼太)

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