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“ミヨシ”で惜敗の過去は振り返らない 池田勇太が3打差逆転Vへ

◇国内男子◇バンテリン東海クラシック 3日目(2日)◇三好CC西コース (愛知)◇7300yd(パー71)

池田勇太と当地の“因縁”はプロデビューした2008年までさかのぼる。マンデートーナメントから勝ち上がって優勝争いも、最終日の最終18番で2打目を池に入れて2位。以降も09年、15年、16年と何度も日曜日の18番で惜敗の悔しさを味わってきた。

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3日目を終え、通算9アンダーで3打差3位につける本人に後ろを振り返るつもりはない。「過去のことはもう気にしないというか、今の自分に与えられたチャンス。今の自分ができる最大限のゴルフをしていければいい」と目の前の18ホールに集中力を高める。

この日は不運もあったボギースタートを2番(パー5)で獲り返し、6番ではグリーン奥から狙い通りに流し込むチップインバーディを決めた。続く7番ではティショット、セカンドと納得のショットをそろえてチャンスを演出したが、ラインに乗せたバーディパットがグリーン表面で弾み、最後はカップに蹴られた。「そういう“流れ”はまだ来ていないかな」と余力を感じさせる「69」だった。

今週のテーマは「自分の思うがままにプレーする」。ともすればフラストレーションがたまりそうな3日目の展開にも肩の力を抜いて構える。「周りが(それほど)伸びていなかったので、それが幸い。まだまだ自分にチャンスをもらえているんだろうし、そのチャンスを生かせるように」。2020-21年シーズン初勝利のチャンスにも自然体だ。(愛知県みよし市/亀山泰宏)

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2021年 バンテリン東海クラシック



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