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プレーオフ3連敗 時松隆光「またやり直し」

◇国内男子◇ダンロップ・スリクソン福島オープン 最終日(27日)◇グランディ那須白河ゴルフクラブ (福島)◇6961yd(パー72)

時松隆光は選手会長就任後の初タイトルにあと一歩、届かなかった。初日から首位を走り、後続に3打差をつけてのスタート。出だし5ホールで2バーディを先行させたが、そこから10ホール連続のパー。「パターが入らなった。チャンスはチャンスだけど、昨日までに比べてちょっと遠かった。読みとタッチが微妙に合っていなかった」と伸ばし合いの展開で停滞した。

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上がり3連続バーディでクラブハウスリーダーの木下稜介を捉えてプレーオフへ。グリーン手前、60ydほどを残した3打目のアプローチはファーストカットのライに泣いた。「ちょっと(芝が絡んで)スピンが入らなさそうな、微妙な感じ。あのホール(パー5の18番)でパーで勝てることはない。(傾斜の)ギリギリを狙わざるを得なかった」。ピンに対して突っ込み切れず、下の段から長いバーディパットを残すことになって敗れた。

下部ツアー時代は勝利したプレーオフだが、レギュラーツアーでは2017、19年の「ANAオープン」に続いて3連敗。「チャレンジだけ勝って、そこからボロボロなんですけど…」と苦笑しつつ、「あの3打目からバーディ獲られたらしょうがない。10アンダーでナイスプレーでしたしね。自分はそこに来るまでの今日の(正規)ラウンドがもったいなかった」。勝者を称え、結果を受け止めた。

前週テレビ解説を務めた「全米オープン」で大きな刺激を受けて臨んだ4日間。初日から首位を走っても、計73ホールでスコアを落としたのが3日目16番のダブルボギーだけでも、納得にはほど遠い。

「アプローチを上げたり転がしたり、引き出しを増やさないといけない。飛距離も伸ばさないといけない。きょう感じたのは、入れないといけないパットをしっかり沈めること。言い出したらキリがない。またやり直しです」と糧にすることを誓った。(福島県西郷村/亀山泰宏)

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