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「脳を退屈させない」片山晋呉 江連忠コーチが6年ぶりキャディ

◇国内男子◇中日クラウンズ 初日(29日)◇名古屋ゴルフ倶楽部 和合コース(愛知県)◇6557yd(パー70)

29日の競技中止が決まるより前、片山晋呉は午前6時にコースへ姿を見せていた。翌日に順延となってもなお、誰よりも早くドライビングレンジで打ち込みを開始。普段通り、左打ち用の1Wを振って身体をほぐしてから様々な練習器具を取り出した。

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2週前の「マスターズ」をテレビで眺め、泣いた。「日本のゴルフ関係者はみんなそうでしょう」。自身が2009年に記録した日本人の最高位(4位)を、松山英樹が最高の形で更新してくれたことがうれしかった。「僕の場合はあそこで一度、燃え尽きてしまったけれど、松山くんは『全部のメジャーを獲る』と言ってきた。まだまだ大丈夫」と期待を込めている。

1月に48歳になった片山もそして、若い選手を羨んでばかりではない。近年はスイング改造とトレーニングにもいっそう熱を込めて取り組むようになった。「きょうもこれからジムに行こうかな」と精力的だ。

飛距離面での後れを痛感したのが数年前。2018年にドライビングディスタンス部門で77位(276.01yd)に低迷した。「周りとの差を感じて、これはちょっと…と思った。20年間、飛ばすことに目を向けたことがなかったけれど、初めて手をつけた」と40代後半にしてパワーアップに着手。結果的に試合数の少ない今季ではあるが、現在は41位(278.33y)にいる。「ちょうど今、噛み合ってきて、球も飛ぶように、コントロールできるようにもなってきた」と手応えを感じてやまない。

今週はキャディに、プロコーチの江連忠氏を6年ぶりに据える。「連絡はずっと取っていた。ゴルフも一緒にしたり。(コンディションが)一応、整ったから、ちょっと試合で見てくださいって。客観的に見てもらいたかった。25年経っても、こういう関係でいられるのはイイよね」と片山。その姿に江連氏は「(片山は)脳を退屈させていない。だから若い。ヒマが嫌いで、ひとりが嫌い」と目を細める。

シニア入りも2年後に迫り、タイトルになかなか近づけない現状ももどかしい。それでも今季まだ予選落ちが一度もないのも事実だ。(愛知県東郷町/桂川洋一)

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