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苦手フェニックス攻略へ 石川遼「ちょっとしたことだと思う」

◇国内男子◇ダンロップフェニックストーナメント 初日(19日)◇フェニックスカントリークラブ(宮崎)◇7042yd(パー71)

各ホールが松林にセパレートされたフェニックスCCは、石川遼にとって決して相性の良いコースではない。2008年に2位となったが、以降は8度の出場で20位以内にも入れていない。

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「08年は自分としての評価はあまり高くない。あのときは1Wショットがまったく曲がらなくて、ハマりまくってラッキーもあっての2位。本当に出来過ぎだった」と振り返る。その難コースを相手にどう戦うか?石川は開幕前に苦手コースであることが「モチベーションにつながっている」と意欲を見せた。

現在は「左のミスを減らすこと。右(のミス)はある程度OKにして、最初の1年は焦らず取り組んでいこうと思っている」と、“左のミスショットが少ないドローボール”を目指してスイングに手を入れている。その過渡期を、確率の高いマネジメントで乗り越えようとしているところだ。

大会初日、石川が1Wを握ったのは2番、4番、7番の3ホールだけ。1バーディ、4ボギーの3オーバー「74」で71位と出遅れたが、「そんなに悪い内容ではなかった」と自身のゲームプランには納得できる部分もある。「ただ、今日はアイアンの距離感が合わなかった。下りのラインが多くなって、そのパットもショートしがちだった」と反省する。先週、ツアー屈指の高速グリーンで戦ってきた残像も影響があったという。

スコアに惑わされず、気持ちを切らさずにプレーすることの大切さは、先週の「77-67」という予選ラウンド2日間で学んだことだ。「ちょっとしたことだと思います」といまの状態を否定はしない。あすの18ホールへ気持ち新たに挑むだけだ。(宮崎市/今岡涼太)

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