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全米オープンで“心の余裕” 今平周吾が貫録の首位発進

◇国内男子◇日本オープンゴルフ選手権競技 初日(15日)◇紫CCすみれコース(千葉)◇7317yd(パー70)

雨が降り出す前の午前組でスタートした2年連続賞金王の今平周吾が5バーディ、1ボギーの「66」をマークし、4アンダーの単独首位で発進した。今季国内メジャー初戦で絶好の滑り出しに「上出来です」と満足げな表情を浮かべた。

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前半11番でバーディを先行させると、13番で2mを沈めて2つ目。15番(パー3)では5Iで2.5mにつけ、3つ目を奪った。折り返し後、1番でバーディ。続く2番では1打目を左に外し、2打目も寄せられずボギー。終盤8番で再び4Iで1.5mにつけて、取り返した。

9月の「全米オープン」で、初めて海外メジャー予選通過を果たした。「USオープンのコースはボギーを取るのが当たり前だった。前は『絶対ボギーを打たない』とシビアになっていたけど『ミスしてもボギーで抑える』と心の余裕ができた」と振り返った。

帰国後の自主隔離期間には「JOC認定オリンピック強化指定選手」の特権で、事前に申請していた練習場とゴルフ場を利用して調整を図った。

全米オープンに続く母国ナショナルオープンの難関セッティングを前に「調子が良くても、いいスコアでまとめられるわけではない。万全な状態で臨みたい」と警戒しつつ意気込んだ。19日(月)に出国して臨む米ツアー「ZOZOチャンピオンシップ」、いったん帰国後に再渡米して出場する11月「マスターズ」に向け、日本最高峰の大会で勢いをつけたい。(千葉県野田市/石井操)

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