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イーグル直後にダブルボギー 石川遼は難関16番の罠に

◇国内男子◇トップ杯東海クラシック 3日目(5日)◇三好カントリー倶楽部 西コース(愛知)◇7295yd(パー71)

カットライン上の52位で決勝ラウンドに進んだ石川遼は1イーグル4バーディ、1ボギー1ダブルボギーと出入りの激しい内容で「68」とし、通算1オーバーの33位で最終日へ。「それほど内容は悪くなかったけれど、アイアンでチャンスに付けられず難しかった」と上位との差を詰め切れなかった。

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この日はインスタートの“裏街道”ながら、多くのギャラリーに囲まれてティオフ。12番(パー5)でバーディを先行し、15番(パー5)ではピン右3mに2オンさせてイーグルを奪うなど、ムービングデーでの急浮上を予感させた。

しかし、昨年大会の最終日にトリプルボギーをたたいた“魔の16番”で流れが傾く。グリーン左サイドに深いがけが迫る三好の名物パー3。「自分の中ではいいヒットだった」というボールは奥に切られたピンへ向かったが、「距離が少し足りなかった」と昨年と同じくグリーン左のがけ下へ。強烈な打ち上げの2打目をグリーン奥のラフに入れると、3打目を1mにつけながらも外して3オン2パットのダブルボギー。2年続けて難関ホールの罠に捕まった。

それでも、最後の9番はビッグプレーで会場を沸かせてみせた。グリーン手前の花道から25ydの3打目をSWでカップに沈めるチップインバーディで締めくくり、右手で何度もガッツポーズ。両手を上げて大歓声に応え、ボールを観衆へ投げ入れた。

バーディフィニッシュの余韻が残る中、「悪い部分だけではなく、良い部分も出せている。もちろん最後まであきらめずに頑張りたい」と気合を込めた。最終日は再びアウトコースに戻り、午前7時50分のトップ組からスタートを切る。(愛知県みよし市/塚田達也)

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